2009.11.21
【東京都】
ひとたび真冬の寒さを経験してしまうと、防寒への意識が働くので、外出時には暖かめの服装を選択するようになります(新型インフルエンザへの意識もありますし)。
若いころは、必要以上の汗をかきたくない気持ちから、少し寒くても我慢するつもりの服装をしていましたが、近ごろは寒さを我慢できないというか、少し冷えただけでも「風邪ひいたか?」と、ナーバスに感じてしまうところがあります。
「まだ早いか?」と思いながらも、ダウンジャケットを着ることに抵抗感が無くなってしまったこのごろです……
善福寺公園(Map)
週末の井の頭(いのかしら)線は、こんなに混雑するのかと驚いていたら、東大駒場キャンパスにて駒場祭(教養学部等があり、1〜2年生が主体の学園祭)が行われていたようです。
実行委員会のサイトでは、「来場者数は10万人を越える日本最大級の学園祭」と豪語していますから、迷惑ながらもこの混雑は毎年繰り返されるようです。
若い東大生人気、恐るべし……
善福寺公園は、吉祥寺駅の北側(井の頭公園とは反対側)にある、東京女子大の裏手に位置するので(徒歩約20分程度)、訪れにくい場所かも知れません。
上写真の「マンガの吹き出しみたいなのは何?」と思っていたら、「トロールの森・野外アート展」の展示物なんだそうです。
──トロールとはノルウェーに伝わる妖精で、いたずら好きなことから、物がなくなると「トロールのいたずら」と言われるんですって。
身近な公園で毎年イベントが開かれているのですから、近隣の人たちに受け入れられているのでしょう。
とてもいいチャレンジだと思いますが、重要なのは作品の内容になりますよね……
この善福寺池は、井の頭池(井の頭恩賜公園)、三宝寺池(石神井公園)と共に、武蔵野三大湧水池とされています。
井の頭池からの流れは神田川、三宝寺池からは石神井川、ここからの流れは善福寺川になりますが、中野区付近で神田川に合流するそうです。
広い公園ではないこと、交通の便がよくないこと等のおかげで、近隣住民の憩いの場として親しまれている印象があります。
人の数もそれなりですし、静かな印象ですので、近場のオアシスを求める方には、オススメできると思います(バスの情報をチェックした方がいいでしょう)。
この公園の特徴は、後述する湧水量の多さと、池の周囲に配されたベンチの多さにあると思います。
写真のように、くつろげるスペースとして利用されるのはもちろん、高校のクラブ活動と思われる女子部員の集団が、背もたれや手すりのないベンチで、トレーニングをしています。
彼女たちの使い方を見ていると、ベンチがトレーニング台のように見えてきます……
幼少期、思春期のころ、恋愛時代、子育てのころ、そして老後と、近所で暮らしていたら、まさにこの風景の一部になるのだろう、と感じられる場面も多々見られました。
右写真のおじいさん、聞いてるのか分かりませんが、手元のラジオをつけっぱなしで舟をこいでいるようでした……
上写真の植物を、関東では「葦:アシ」と呼びますが、関西では「ヨシ」と呼ばれるそうです。
「アシ」は「悪し」に通じるので、「良し(ヨシ)」と言い替えたのが定着したそうです。
関西の呼び方には日本的な文化が感じられますが、それを気にしない関東の無頓着さは、前しか見ないバイタリティと感じられる気もします。
分類的には、イネ科の「ヨシ属」とされています。
ですが、パスカルの言葉は『人間は考える葦(アシ)である』(人間は葦のようにひ弱な存在だが、思考する点で他の生き物とは異なる)と記憶しています。
これ、翻訳者が関東の人だったということでしょうか?
でもこの言葉の趣旨からすると、「アシ:悪し」の方が、道徳心や反骨心から頑張れるような気がしてきます。
水鳥を撮ろうとして逃げられちゃったのですが、いいモノが撮れました。
中央付近に水紋が見えると思いますが、これは、わき水によるものだと思います。この池の湧水量はかなり多そうな印象を受けました。
池の周辺ではちょっと分かりにくかったのですが、下流の川面からはその透明度がよく分かり、結構キレイな水であると感心しました。
戻って調べてみたら、公園の脇には杉並浄水所があるそうで、池と同じくわき水(井戸)を水源とし、それを浄化して水道水に供給しているそうです。
23区内で、井戸が水道水の水源とされているのはここだけなんだそうです。
ここから川を下る途中の川底にも、わき水の様子がいくつもみられます。
全体はコンクリートで固められていますが、その部分だけ地盤が丸く露出しているのが、お役所的な感性に思え「どんなセンス?」と首をかしげてしまいます……
上はメタセコイアの葉です。
この植物は大木でありながら、細かい葉をビッシリ身にまとっているので、遠くから撮ると「ボワーッ」とした絵になってしまいます。
並木になっている場所等では、とてもキレイな絵になるので、一度チャレンジしたいと思っています。
池の下流である善福寺川は、岸や水路もコンクリートで固められていて「神田川のようだ」(実際に神田川の支流)と思ってしまいます。
住宅密集地を流れる川ですから、川岸が崩れないようにコンクリートで固めたい気持ちは理解できます。
また、住宅街の路地を含めた道路も、アスファルトで舗装したい気持ちも理解できます。
ですがその結果は、どう考えても、川に雨水が集中する構造になってしまいます。
洪水発生が懸念される地域なので、地下調節池等が整備されているそうですが、それでも2005年(平成17年)には氾濫し、被害が出たそうです。
これから温暖化に向かう時代には、これまで以上に大規模な洪水対策が必要になるのでしょう。
確かに、目先の費用対効果の検証も必要ですが、下水道を含めた安全確保の対策を考えると、気の遠くなるようなお金がかかりそうです……
善福寺川緑地公園(Map)
善福寺川に沿って広がる公園で、共に都立公園である後述の和田堀公園とは、道路を隔てて接しているというか、連続しているような立地になります。
整備目的や、時期の違いがあるのかと思えば、両公園とも同じ日に開園したそうで(1964年)、調べてもその境界線の根拠については見当たりませんでした。
近ごろ、にぎやかであっても、単なるパフォーマンスに見えてしまう「事業仕分け」的に言えば、「担当部局が違うから、公園の名称を変えたのかぁ?」ってとこでしょうか……
和田堀公園と同様、善福寺川が蛇行する場所に当たり、むかしから氾濫が繰り返された水はけの悪い土地を、河川改修により公園として整備したそうです。
洪水時の調整池的な役目もありそうです。
多目的グラウンドや、交通公園等、子どもたちを呼び寄せるような施設が整備されています。
杉並区内では、この一帯が最も運動施設や緑の多い地域とされるそうで、確かに子どもたちの多い印象がありました。
子どもたちも「オアシス」の意味を、体で感じ取っているように思われます。
和田堀公園(Map)
隣接する善福寺川緑地公園が、憩いの場的な施設とすれば、こちらはレクリエーション的な施設になり、野球場、陸上競技場、テニスコート、バーベキュー広場、サイクリング広場などの施設が整備されています。
上写真の和田堀池は、カワセミが見られることで有名のようで、もの凄い望遠レンズを付けたカメラの三脚が並んでいました。
まだ3時過ぎなんですが、西側に高台があって、日が陰ってしまいました。
わたしはもう終わりの時間なんですが、カワセミマニアはこれからの夕暮れ時が勝負のようです。
帰りの楽しみにしていた、永福町のラーメン屋「大勝軒」ですが、行列を目にして心折れてしまいました。
久しぶりなので、並んでも食べたい、という味覚のインパクトが薄れていたのかも知れませんが、どうも養鶏場のニワトリのように、麺をすする気にはなれませんでした……
追記
大河ドラマ『天地人』が終わり、『坂の上の雲』が始まりました。
直江兼続という人は、戦国時代〜江戸時代初頭においての重要人物であることは、とてもよく分かりましたが、歴史上のメインキャストではないために、主人公として描くのは難しい人物だったかも知れません(妻夫木くんは好演)。
しかし後者の主人公たちも、万人が知るところの人物ではありません。
ですが第一回から、明治という時代背景や、日本のおかれた状況や国民の気分というものが、伝わってきたと思います。
来年の『龍馬伝』で、幕末の革命についての知識を広めることも大切ですが、維新後の日本が、どのようにして欧米列強を目指し、富国強兵のスローガンを勘違いしていったのか、当時の日本人の心理や社会の気分を再検証することは、わたしたち国民の必須科目とも思われます。
司馬遼太郎さんの世界を伝えるために、かなり脚本が練られている印象を受けましたし(脚本のクレジットには三人の名前がありました)、CGを使っているのでしょうが、絵作りもじっくり腰が据わっていると思います(大河ドラマより格段に上質)。
とても楽しみなんですが、放映は3年にわたるので、気の長い話しになりそうですが、その間に原作を読むことを目標にして……
2009/11/30
2009/11/23
冬支度前の楽しみ──昭和記念公園
2009.11.15
【東京都】
この日のような暖かい陽気には、紅葉を楽しみながらも、気持ちでは冬支度を始める、そんなふうに季節感を楽めたらと思うのですが、いきなり寒い日がやって来たりします。
「冬支度前」なんて書きましたが、最高気温が10℃以下という日もありましたから、もう寒い季節の扉は開かれているようです……
昭和記念公園(立川)(Map)
植物等の季節感が欲しくなった時には、この公園を頼ってしまうところがあります。
所要時間も1時間程度で、四季を演出するための整備もキッチリ行き届いていますし、何といっても広々としているので、近場でリフレッシュするにはいい場所です。
普段は入園料400円(ちょっと高い)ですが、この日は「天皇即位20周年」のお祝いのようで、無料開放されていました。
現在は平成の時代なのにと思いつつも(この公園は昭和天皇の即位50年を記念して作られました)、素直に喜んで入らせてもらいました。
今日の主題は、イチョウ並木だったんですが、もう葉が散っている……
地面が黄色いので、葉がかなり散っていることが分かると思います。
右写真の右側が西の方角になりますが、西側の並木はもう散っている状況だったので、両側に葉が残る場所を探すのは難しい状況でした。
そのくせ、まだ緑の葉も残っているのですから、タイミングを狙うにしても難しそうです。
天気も良かったので、モデル連れの写真撮影が行われていました(篠山紀信の屋外撮影でないのは残念?)。
人出の多い中では関心を集めますし、男性としてはモデルの容姿に視線が向くわけで、アベックで来ていた彼が「趣味じゃないなぁ」と彼女につぶやく声も聞こえました。
3〜4人いましたが、1人だけ可愛い娘がいました。事務所の戦略ですね……
トイレの洗面台に「ここでギンナンを洗わないでください。排水が詰まってしまいます」の張り紙がありました。
地面に落ちた実のニオイは強烈ですが、おいしいですよね。
食べたくなってきました……
イチョウの木は雌雄が別株であるところから、ギンナンの悪臭対策として雄株だけを植える研究がされていますが、種から育てると雌雄判明まで十数年もかかってしまうそうです。
その対応策として、雌雄不明の若い株に雄の木を接木したものを植えているのだそうです。
ってことは、将来街路樹下でのギンナン拾いができなくなるってことになります。
まあ、町中では仕方ないところでしょうか……
お母さんまで髪を振り乱して、バウンドしています。
ここは「雲の海(ふわふわドーム)」とされる、巨大なトランポリンのような施設です。
子どもが好きそうな施設に違いないのですが、みんな飽きることなく「Jump !」しています。
きっと「ほこりセンサー」(そんなものがあれば)等で計測すると、もの凄い状況に思えますし、マスクしながら飛んでる子もいませんから、遊んだらちゃんとうがいをしようね……
付近には、子どもたちがはしゃぎ回れる施設が集中しています。
「霧の森」(人工的に霧を発生させる施設)や「虹のハンモック」(クモの巣のように張られたネット)等がありますが、公園の設計が見事なのは、周囲を森で囲んでいるので外周道路等、他の施設から見えないように目隠しをしていることです。
子どもたちがどんなに大声で騒いでも、文句をいわれない防音効果となっています。
また、森のすき間から聞こえる子どもたちの歓声は、シェイクスピアの『夏の夜の夢』等に描かれた、森の妖精たちの声を想起したりします。
森を抜けて、声の主をたどっていくと、子どもたちはみんな怪獣だったりしますが……
ガキの遊び場と、大人が楽しめる空間をキッチリと分けているのは見事と思いますが、それは広さがあるからできるのでしょうね。
多様な植物が植えられている園内でも、晩秋の季節感は十分感じられますが、日本庭園ではかえでやもみじが見られます。
ここ立川は郊外ですし、都内では寒い地域になりますが、もう十分な見頃と言えます。
訪問の前日には、かなり雨が降ったこともありますが、道を外れて木々の下を歩くと、落ち葉に含まれた水分が「グジュグジュ」音を立てています。
この公園も、落ち葉をちゃんと集めて土に戻すことにより、動植物が生息しやすい腐葉土作りを目指しているようです。
まあ、これだけ来場者が多いのでは難しいかも知れませんが、将来はカブトムシやクワガタなどが暮らせるようになれば、しめたものと思いますが(目指していたりするかも……)。
海外の方も多く訪れていましたが、中国・韓国からと思われる方も多かったようです。
調べたところでは、韓国には紅葉狩りという習慣があるそうですが、中国は広いですから地域が限られるようです(中国では、大陸・乾燥気候により、紅葉の発色が良くない場所もあるそう)。
それを踏まえると、平安時代から京都の上流階級でもてはやされた、紅葉を楽しもうとする造園の趣向は、韓国の影響を受けていたと言えるかも知れません。
確かに、韓国の映画(韓流と言われる以前のもの)を見ていて、感性や情の厚さなど、根っこが近しい民族ではないか? と思ったことがあります。
それにしても、気性は大きく違う気がします。
歴史的にも、大国に脅かされ続ける地理的条件に置かれた国と、のほほんと海に浮かんでいる「ひょっこりひょうたん島」のような国では、社会を支配する気分というものが、まるっきり違うことは容易に推察されます……
近ごろ、ススキを撮りたいと思っているのですが、あまりいい絵になりそうな景色に出会えません。
ガキの時分には、そこら中にススキが生えていて、そんな場所で遊ぶもんだから、ススキの穂まみれになって家に帰りしかられた記憶もあります(葉で指をよく切った覚えも……)。
いまどきは、河川敷などの水辺でしか見られなくなった印象があります。
そこでも、葉は似ていてもススキでない(外来種か?)勢力の方が強そうに感じられたりします。
今ごろ琵琶湖近くの西の湖辺りの水辺は、一面がススキに覆われているのではないかと、想像したりしています。
そう考えるとやはり東京周辺では、昔ながらの景色は年を追うごと失われていることに、気付かされます……
【東京都】
この日のような暖かい陽気には、紅葉を楽しみながらも、気持ちでは冬支度を始める、そんなふうに季節感を楽めたらと思うのですが、いきなり寒い日がやって来たりします。
「冬支度前」なんて書きましたが、最高気温が10℃以下という日もありましたから、もう寒い季節の扉は開かれているようです……
昭和記念公園(立川)(Map)
植物等の季節感が欲しくなった時には、この公園を頼ってしまうところがあります。
所要時間も1時間程度で、四季を演出するための整備もキッチリ行き届いていますし、何といっても広々としているので、近場でリフレッシュするにはいい場所です。
普段は入園料400円(ちょっと高い)ですが、この日は「天皇即位20周年」のお祝いのようで、無料開放されていました。
現在は平成の時代なのにと思いつつも(この公園は昭和天皇の即位50年を記念して作られました)、素直に喜んで入らせてもらいました。
今日の主題は、イチョウ並木だったんですが、もう葉が散っている……
地面が黄色いので、葉がかなり散っていることが分かると思います。
右写真の右側が西の方角になりますが、西側の並木はもう散っている状況だったので、両側に葉が残る場所を探すのは難しい状況でした。
そのくせ、まだ緑の葉も残っているのですから、タイミングを狙うにしても難しそうです。
天気も良かったので、モデル連れの写真撮影が行われていました(篠山紀信の屋外撮影でないのは残念?)。
人出の多い中では関心を集めますし、男性としてはモデルの容姿に視線が向くわけで、アベックで来ていた彼が「趣味じゃないなぁ」と彼女につぶやく声も聞こえました。
3〜4人いましたが、1人だけ可愛い娘がいました。事務所の戦略ですね……
トイレの洗面台に「ここでギンナンを洗わないでください。排水が詰まってしまいます」の張り紙がありました。
地面に落ちた実のニオイは強烈ですが、おいしいですよね。
食べたくなってきました……
イチョウの木は雌雄が別株であるところから、ギンナンの悪臭対策として雄株だけを植える研究がされていますが、種から育てると雌雄判明まで十数年もかかってしまうそうです。
その対応策として、雌雄不明の若い株に雄の木を接木したものを植えているのだそうです。
ってことは、将来街路樹下でのギンナン拾いができなくなるってことになります。
まあ、町中では仕方ないところでしょうか……
お母さんまで髪を振り乱して、バウンドしています。
ここは「雲の海(ふわふわドーム)」とされる、巨大なトランポリンのような施設です。
子どもが好きそうな施設に違いないのですが、みんな飽きることなく「Jump !」しています。
きっと「ほこりセンサー」(そんなものがあれば)等で計測すると、もの凄い状況に思えますし、マスクしながら飛んでる子もいませんから、遊んだらちゃんとうがいをしようね……
付近には、子どもたちがはしゃぎ回れる施設が集中しています。
「霧の森」(人工的に霧を発生させる施設)や「虹のハンモック」(クモの巣のように張られたネット)等がありますが、公園の設計が見事なのは、周囲を森で囲んでいるので外周道路等、他の施設から見えないように目隠しをしていることです。
子どもたちがどんなに大声で騒いでも、文句をいわれない防音効果となっています。
また、森のすき間から聞こえる子どもたちの歓声は、シェイクスピアの『夏の夜の夢』等に描かれた、森の妖精たちの声を想起したりします。
森を抜けて、声の主をたどっていくと、子どもたちはみんな怪獣だったりしますが……
ガキの遊び場と、大人が楽しめる空間をキッチリと分けているのは見事と思いますが、それは広さがあるからできるのでしょうね。
多様な植物が植えられている園内でも、晩秋の季節感は十分感じられますが、日本庭園ではかえでやもみじが見られます。
ここ立川は郊外ですし、都内では寒い地域になりますが、もう十分な見頃と言えます。
訪問の前日には、かなり雨が降ったこともありますが、道を外れて木々の下を歩くと、落ち葉に含まれた水分が「グジュグジュ」音を立てています。
この公園も、落ち葉をちゃんと集めて土に戻すことにより、動植物が生息しやすい腐葉土作りを目指しているようです。
まあ、これだけ来場者が多いのでは難しいかも知れませんが、将来はカブトムシやクワガタなどが暮らせるようになれば、しめたものと思いますが(目指していたりするかも……)。
海外の方も多く訪れていましたが、中国・韓国からと思われる方も多かったようです。
調べたところでは、韓国には紅葉狩りという習慣があるそうですが、中国は広いですから地域が限られるようです(中国では、大陸・乾燥気候により、紅葉の発色が良くない場所もあるそう)。
それを踏まえると、平安時代から京都の上流階級でもてはやされた、紅葉を楽しもうとする造園の趣向は、韓国の影響を受けていたと言えるかも知れません。
確かに、韓国の映画(韓流と言われる以前のもの)を見ていて、感性や情の厚さなど、根っこが近しい民族ではないか? と思ったことがあります。
それにしても、気性は大きく違う気がします。
歴史的にも、大国に脅かされ続ける地理的条件に置かれた国と、のほほんと海に浮かんでいる「ひょっこりひょうたん島」のような国では、社会を支配する気分というものが、まるっきり違うことは容易に推察されます……
近ごろ、ススキを撮りたいと思っているのですが、あまりいい絵になりそうな景色に出会えません。
ガキの時分には、そこら中にススキが生えていて、そんな場所で遊ぶもんだから、ススキの穂まみれになって家に帰りしかられた記憶もあります(葉で指をよく切った覚えも……)。
いまどきは、河川敷などの水辺でしか見られなくなった印象があります。
そこでも、葉は似ていてもススキでない(外来種か?)勢力の方が強そうに感じられたりします。
今ごろ琵琶湖近くの西の湖辺りの水辺は、一面がススキに覆われているのではないかと、想像したりしています。
そう考えるとやはり東京周辺では、昔ながらの景色は年を追うごと失われていることに、気付かされます……
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