2013.11.3【東京都】──大江戸線を歩く_21
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淀橋(Map)
淀橋浄水場や、ヨドバシカメラの名称は、中野・新宿区境の神田川に架かる青梅街道の橋に由来します。
かつての東京市時代にあった淀橋区ですが、当時からにぎわった新宿駅東側(旧内藤新宿:新宿三丁目付近)は四谷区に組み込まれたので、落合や早稲田大学付近などの農村地域がくくられた行政区だったようです。
その後、牛込区、四谷区との合併で新宿区とされますが、当時はおそらく現在の横浜市のように、新興住宅地が隣接する農村を侵食していったことでしょう。
世間に電気自動車は普及し始めているらしいが、充電や蓄電の様子を見かける機会は少ないと感じ、戸建て住宅のガレージにて。
ですがエネルギーのチャージ中は、特撮ヒーローと同様に無防備な姿をさらすことになります。
時間もかかりそうですし通りに面した場所なので、いたずらされないかと心配になります。
付近でかぐや姫『神田川』の石碑を目にし、そんなものがあるのかとビックリ。
イメージ的には早稲田周辺が似合いそうでも、この辺りが作詩の舞台だったということか。
中野氷川神社(Map)
中野氷川神社は旧中野村の総鎮守社で、上のように立派な神輿蔵が立ち並ぶ様子からも、祭りの盛大さがうかがえます(例大祭9月14・15日)。
関東で目にする氷川神社は、武蔵国総鎮守とされる埼玉県大宮の氷川神社の流れをくむ信仰で、元は水神とされたものをスサノオ信仰として神道教義に取り込んだらしい。
その境内に鎮座する謎の金属物体。
海中に設置する機雷のように火薬を詰め込んだ? と思うも、説明は見当たりません。
横浜市磯子区の八幡神社に似た奉納物があるらしいが、そこも不明らしい。
長崎くんちの鉄球を飾る曳き物では大砲の弾とされるも、お城を壊すために使われたとの解説があります。
やはり、何らかの武勇伝がなければ奉納されないと思うのですが、その実体とは……
東中野(Map)
JR中央線の快速通過駅、大久保・東中野を利用した記憶はなくても、大久保には新宿の残り香が、東中野には中央沿線独特の文化が漂う印象がありました(歩いて納得)。
その起源は、関東大震災以降の東京への流入者が、被害甚大な下町ではなく山手郊外を目指したため、江戸っ子と違う各地方のごった煮文化圏が生まれたのでは、と推測します。
なんでもあり=よく分からない面もあるが、どこの出身者でも気取らず暮らせる生活圏が形成され、独自の空気感が生まれたのではあるまいか。
その一方で、気心知れた途端にベタベタ感が生まれる地域(人恋しい連中のたまり場)という気もします。
追記──自治体の「ハザードマップ」が届きました。
中には「津波」「液状化」「揺れやすさ」「浸水」の危険度を示す地図が入っています。一度見たいと思っていました。
現居住地は、江戸時代の海岸線付近(陸側)というキワなので、津波、浸水は大丈夫そうも(本当か?)、液状化と揺れやすさでは「黄色:注意」の判定です。
落下しそうなのはエアコン程度ですが、注意点が明確になり防災への意識も高まったと思えるので、とても有意義な行政サービスと感じます。
ですが「タモリ俱楽部」番組内の情報で、居住地一帯は品川〜田町間の山手線新駅建設に伴う再開発地区に含まれることを知りました。
このボロアパートは真っ先に取り壊されそうです……
追記2──宇宙飛行士若田さん「船長」に!
スペースシャトル引退後のアメリカが、ロシアのソユーズに国際宇宙ステーション(ISS)への人員輸送を託す時代を、誰が想像しただろうか?
そのおかげか、協賛国レベルでしかない日本の若田さんが、4度目のミッションで「ISSの船長」に抜擢されます。
ガキ時分にあこがれた、アポロ11号のアームストロング船長に匹敵する若田船長(リンク先の絵が似てる!)を、現代の子どもたちはとても近しく感じることでしょう。
振り返れば、小学生時分に天体望遠鏡を与えてくれたおかげで、天文・気象など自然科学への関心が開かれた思いがあり、大きなエポックだった気がします。
ガキどもよ、宇宙のロマンを学び、あこがれ、宇宙を目指せ!
消費税が上がるのは困るけど、宇宙の夢への投資なら応援する! 気持ちはある……
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