この春は、冬と夏の気候のせめぎあいにいたぶられた印象がありますが、もうゴールデンウィークですし「いい加減にしろ!」と言いたくなります。
これも温暖化による気候の極端化とすると、春と秋が無くなってしまうかも……
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整備場駅周辺(Map)
テーマは前回に続き「初めての駅に降りる─Part 2」でもいいのですが、この駅では別の理由を見つけました。
「日曜午後の駅に集う若い女性たちを追う!」ってありでしょ?
「日曜午後の駅に集う若い女性たちを追う!」ってありでしょ?
リクルートスーツの女子大生と思われる集団が駅で待ち合わせをしています。
スチュワーデス関連の採用窓口でもあるのかと……
以前航空機の整備をしていた後輩の話しから「油臭い」イメージを持っていましたが、表向きは結構整然としている印象を受けました。
空港拡張工事で格納庫は新整備場に移転するも、この駅の利用者数推移(ほとんど勤務者)からは、変わらず業務が行われるように見えます。
上は気象用ドップラー・レーダー(ドップラー効果の測定から、空港付近のダウンバースト(下降噴流)を監視)。
レーダー撮影で女性集団から離されるも(下)、ストーカーとされない距離感で……
場所柄とミスマッチの女性は、隣の天空橋駅からも歩いてきます。
場所柄とミスマッチの女性は、隣の天空橋駅からも歩いてきます。
彼女たちが向かうのは「パンダ・フライト・アカデミー」という、2011年設立の全日空系乗員訓練専門会社で、LCC(ローコストキャリア:格安航空会社)のパイロット訓練を行う施設(第一号としてピーチアビエーションの訓練が行われた)。
メジャー2社のように自前の訓練施設を持てないLCC向けですが、海外にも売り込んでいるらしい。
肝心のCA(キャビンアテンダント:客室乗務員)に関する記述はないので、パンダ…社への就活かも知れません(CA養成施設は以前から他に数多くあります)。
やはりスチュワーデスは、入社後にいじりながら育てるんですよね「教官?」。
羽田国際線旅客ターミナル(Map)
構内で目にとまったのが、カウンターの構造です。
国際線では、さまざまな国の人と接し時間を要するため(荷物も多い)、成田方式の「島」構造で窓口を増やし、チェックイン業務をさばく対応策のようです。
でもそのためには、床に穴を開け立体的コンベアーを設置したり、増えた窓口の人員配置などを考えると運用費はけた違いとなるため、国内線では見られないのでしょう。
ガキの時分、鉄道や飛行機を熱い視線で見つめるのは男子と決まっていましたが、いまどきは運転手やスチュワーデスを夢見る女子もフェンスにかじり付くようです。
お父さんも「娘がスチュワーデスに?」なんて想像するとだらしない表情になりそうですが、応援はしっかりしてくれるでしょう!
国際線ターミナル訪問は約20年ぶりで年齢とともに海外や国際空港に対する意識も変わったと気づかされます。
20〜30代には「出・入国審査をパスすれば自由!」の勢いがあり、実態は見えなくも「国境は越えていく存在」でした。
それが国外に出なくなった途端「入管、変なの入れるなよ!」と、関所の役割を期待する守りの姿勢になります。
でも海外経験があれば、訪問先での厚意に対する感謝を忘れず、いつかお返しをと考えることでしょう(迷惑をかけた記憶ばかり……)。
そんな草の根外交から芽ばえる「お互いさま」交流に、国際平和を期待するビジョンは失うべきではありません。
これまで以上に、海外とのかかわりを強いられる現代の若い世代には、国境を越えた先に「何を描けるか?」が求められるのかも知れません……
新整備場駅周辺(Map)
上は東京モノレール新整備場駅で、一般人も乗降可能で飛行機を間近に見学できます。
空港内にある安全地帯のようで、目線の高さで撮りたい願望をかなえてくれます。
わたしは航空機フェチでなく、乗ってどこかへ行きたい方なので「遠出はごぶさたでしょ?」と誘われたような気がして、気持ちがモヤモヤしてきます……
3年ぶりのJAL入社式で新入社員が紙飛行機を投げていましたが、まずは希望を持てる「つばさ」として復活してもらいましょう。
経営破綻に手を差し伸べたのは政治家ではなく、国民であることを踏まえた「サービス」に期待したいところです(敵対心はありませんが、わたしはANA派です)。
東京ゲートブリッジから羽田空港までを、半年間かけて歩いた「ベイエリアウォーク」は今回で終了です。
埋立地・再開発地には新しい施設がある一方で殺風景な場所もありますが、どこも「空が広い」の実感からリフレッシュできるので、足を運んでみてはいかがでしょうか……
追記──防犯カメラの威力と、それを無視する犯罪に対する無力さ
アメリカのボストンマラソン爆弾事件の卑劣さには言葉を失いましたが、容疑者特定の早さは防犯カメラの威力によるのでしょう。
近ごろ日本で起きた事件では、「繁華街や交通機関にある防犯カメラを避けた」と語るように、抑止力にはならずとも心理的に追い詰める効果があったと言えます。
しかしボストンマラソン爆弾犯は、防犯カメラの存在を無視して犯行に及んだように見えました。犯罪行動が目的とされては防ぎようがありません。
日本では早期逮捕は「防犯カメラのおかげ」と感じるも、アメリカでは「カメラでは犯罪を防げないから、銃は必要なんだ!」となると、銃携行の生活になってしまいます。
ですが、銃弾を数百発と爆弾を所持する相手には太刀打ちできません……
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