2013/04/01

運河のビーチでリフレッシュ──平和島、大森

2013.3.9【東京都】──「ベイエリアウォーク 24」

 この春は、梅の季節がとても寒く、桜の開花期には一気に暑く(?)なったかと思えば、満開の夜桜見物には寒くなる、奇妙な気候という印象があります。
 そんな一時的な暖かさに乗せられ、クリーニング店の「3月中なら3割引」に冬物を全部出してしまい、春物を重ね着してしのいでいます。安かったけど、まだ寒いじゃん……


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大井ふ頭中央海浜公園スポーツの森(Map)

 右は大田スタジアムに隣接する物流センターの螺旋スロープで、付近には同様の建物がいくつもあります。
 大井ふ頭という首都圏物流の拠点(船のふ頭、鉄道の貨物ターミナル+羽田空港が近い)に隣接するため、巨大倉庫や中・小規模のテナント需要があります。

 脇にポツンとあるコンビニは、公園利用者、倉庫職員やトラック運転手がターゲットでしょうが、トラックに路上駐車されたら大迷惑という気がします。
 それでもトラックの運ちゃんは、取り締まりの少ない場所では「わりい!」と、気軽にトラックを置き去りにしそうです……

 球技場で行われているラクロスは、勝手に女子だけの競技と決めつけていましたが、そういえば前の住まいに近い多摩川河川敷でも見かけましたっけ。
 クロス(先に網の付いたスティック)を抱える女子の姿は絵になりますが、間近で見ると結構激しい競技です。
 そこに男子部がやって来ると「お前らもやるの?」と、一瞥だったこと思い出しました。

 河川敷や土のグラウンドはホコリっぽいので、この球技場は天国のように感じているのでは?
 男子のプレーは激しいので、痛そうです……

 スポーツの森は、陸上競技場×1、球技場×2、野球場×6、テニスコート×14、ゲートボール場×2を有する巨大運動公園で、右の「照明灯の森?」(何本あるのか)の印象からも、充実した設備の様子が見て取れます。

 近ごろサッカー施設が増えましたが、数では現在も野球愛好家の多さ(=年配者の元気さ)が分かります。
 最初の野球場で目にした年配のピッチャーが、結構いい球投げる様子に驚きましたが、公園を一回りして戻るとスタミナ切れで「お辞儀したボール」に……
 ピッチャー不足のチームはいくら打たれようが、みな「先発〜完投」です。

 以前草野球をやっていた時分も必ずギャラリーがいて「へっぽこ野球を見て楽しいのか?」と思いましたが、見方はさまざまであることを実感しました……
 草野球は永久に不滅です!(とても楽しそうでした)

 追記:長嶋さんの国民栄誉賞の理由に「なぜ生前の大鵬にあげなかった」が含まれるところに、国民のご機嫌取りと「いつ逝かれても結構ですよ」の、「やりゃあいんでしょ?」のやっつけ感を覚えました(松井はおまけ)。


平和島競艇場(Map)


 競艇場はここに限らず初めて足を踏み入れました。
 競馬場には緑地など一般解放される施設がありますが、ここには何のサービスもなく「無用の者入るべからず」の閉ざされた印象を受けます。
 町中の「下を向いて歩こう:スマートフォンを見る姿」以上に、新聞に首を突っ込みうなる姿ばかりでは不健全にしか見えません(アッキーニャはイメージアップ用の宣伝)。

 使用エンジンは「ヤマハ限定」というのも驚きですし、軽量船レースのためゲートは小さく「犬小屋が並んでるよう」に見えません?(上写真)
 宮杯が無いから総理大臣杯とするのも妙ですが、ドン笹川良一が岸信介、佐藤栄作に要請したとあります。そもそも、総理大臣がギャンブルを奨励する必要があるのか?


 ルールは分かりませんが、大時計の針に合わせたスタートがレースを左右する? らしく、押さえておこうという写真。
 見聞にはなりましたが、受け入れられるものは何もない異次元空間でした……


大森ふるさとの浜辺公園(Map)


 2007年開園当時は「どうなのよ?」の印象でしたが、歩いてみると「掃きだめに鶴」のように「運河に憩いのビーチ」と言えそうです(大田区立の海浜公園)。

 お台場海浜公園の神津島から運んだ白砂のまぶしさは無いも(川などの影響か?)、近所に裸足で走り回れる砂浜があれば、遊泳禁止でもテンションは上がるようです。
 周囲の景色を隠すフィルターを持てれば、広い空の下にある砂浜なので引き寄せられる気持ちは分かります。

 公園内の「大森 海苔のふるさと館」では、埋立前に盛んだった海苔養殖の歴史に触れられます。
 現在大森産の海苔はありませんが、「海苔を買いましょう〜」を勘違いされたのでは、地元がカチンと来るのも当然です…… 女優が宣伝する大森屋海苔店は大阪の会社で、この地とは無関係(まんまとだまされました)。


 ひとつ上の写真、女の子たち奧にある施設が気になり立ち寄りました。
 船舶の修理を行う大田区の防災施設で、人を運ぶ船も係留されます。
 災害時の緊急物資搬入拠点とされますが、帰りに間違って施設のアプローチ道路を歩くと、軽自動車とすれ違うために人の方がよけるような道幅しかありません。
 これで緊急時に大丈夫なのかしら?

 そんな建設基準の根拠を知りたいと思うのは当然で、「公開している」と胸を張る役所連中と「そんなの知らない!」庶民との、意識ギャップの意見交換の場が必要なのでは? という気がします……



追記──「球春」という季節感

 例年より早い「球春」と感じたWBCですが、春の甲子園やプロ野球が開幕すると「春の訪れ」を実感できる気がします。
 今年は開幕戦からフレッシュな顔ぶれを起用する球団が多く、関心が高まります。
 サッカー日本代表が若手を起用するように、プロ野球も若手起用に積極的になったのは「国際化」のあらわれかも知れません。
 若手を育て、メジャーリーグへの移籍金で稼ぐ(人身売買?)うま味に気付いたのかも知れません。
 異論もあるでしょうが、フレッシュな選手デビューのチャンスが広がり、活性化するとの観点からは、楽しみが増えるように思えます。

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