2014/02/17

春を祝い、春を願う──青山一丁目〜六本木

2014.2.1【東京都】


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神宮外苑イチョウ並木(Map)


 今回は地下鉄大江戸線青山一丁目駅から表参道方面に向かいます。
 以前、外苑のイチョウ並木を正面(カメラの背)の2階から眺められる喫茶店がありましたが、現在は倉庫のようになっていました。

 青山通りにあまり縁はないのですが、付近での好印象No1は、一度だけ入った伊藤忠本社内にあふれる若いOLの姿です!(表情がゆるんだ記憶がある)
 「実家も含めて調査するので問題を抱える女性はおりません。容姿までは保証しませんが、『安心してお嫁さんを探してください』という採用方針で、わたしも社内結婚です」の説明を思い出します。担当してくれた女性も素敵でした……



都営青山北町アパート(Map)

オシャレな通りの裏にたたずむ「異空間」的な生活の場なので、買い物客の目には止まらないことでしょう。
 以前この地にあった青山師範学校(後の東京学芸大学)が空襲で焼失し、その跡地に建設されます。
 近所の同潤会青山アパート(2003年解体、再開発後は表参道ヒルズ)は焼け残りました。
 空室が目立つ様子から再開発の準備中に見えますが、1957年建設の建物では仕方ないところか。
 現在古い集合住宅で暮らす身としては、建て替え時の住民はどうなるのか? とても関心があります。


根津美術館(Map)


 文化の再構築にも見える、上のエントランスデザインは見事で(左の壁には竹の装飾がある)、これを軒下の「縁側」と見れば遠慮無く進めますし、奧への関心が高まります。
 表参道に並ぶブランド店の過剰演出を、和の落ち着きが洗い流してくれるようです。
 ここは武蔵大学訪問時に知った背景(東武鉄道初代社長根津嘉一郎の私立美術館)の関心から初めて訪問しますが、浮ついた表参道のくさび的存在という印象を受けます。

 下の青山霊園に併設される青山葬儀場は、参列者が多い葬儀も可能な施設として作られたため、著名人の葬儀によく利用されます。
 この日は葬儀場の休業日である「友引」のため、中に入れませんでした。一度見学したいとの考えが不謹慎だったのか?(背景のビルは東京ミッドタウン)



乃木神社(Map)

神社の式場では「友引」の土曜日は人気のようで、次々と式がこなされ(以下3枚は別々の式)、境内のスペースを有効利用する誘導はさすが、と感心します。
 右は記念撮影場所で、にやけ顔の旦那が脇から離れず(そりゃ当然!)邪魔なのでPaint It Black!(ゴメン…)。
 消えた彼も「こっちの方がキレイ」と思うはず……

 ここは日露戦争(1904〜05年)の功労者で、明治天皇大喪の晩に自刃した(殉職とされる)乃木希典(まれすけ)陸軍大将を祭る神社。
 降伏した敵兵への寛大な対応が世界から賞賛され、各国から勲章を授かった伝説の英雄ですが、自分が祭られることをよろこぶ人物ではないのでは……

右は雅楽奏者が先導し拝殿へ向かう行列。
 雅楽の音色に接する機会はまれですから、いい思い出になりそうです(奏者は撮り損ねました)。

 下はシャッターのお返しに撮らせてもらった絵で、こちらは帯を撮りたい、顔にぼかしを入れたくないため「後ろ向いて」とお願いすると、「顔が写らな〜い」「顔はいらないのよ!」と怒られます……
 確かに後ろ向きでは、アイデンティティーである顔ではなく「お尻を撮りたいの?」と思われても仕方ありません(成人式とは違うのです!)。
 その後、このアングルから振り向いた写真を「こっちの方がイイ!」と気に入ってくれたので、許してね……

 序列が厳しいチームのようで、センターに立つトップは帯が違う既婚者、右2人は中堅の独身、左2人は若手で左端が使い走りの様子から、宝塚 or スチュワーデス or 伊藤忠のOL? と想像しますが、規模の大きな女性社会は理解の外なので……
 右3人のさりげない抗議のポーズ(顔も少しは見せなきゃ)はプロの域! 一方の固まったままの左2人とは「人目」に対する経験の差が見て取れます。
 右2人は積極的になる年頃らしく、可愛く見せたいアピールが伝わってきました。
 5人の素敵な女性に囲まれ(フォローになってない?)焦ってしまい、別のアングルも「演じたかったのでは?」と後悔するも、楽しいひとときでした!


追記──ソチ五輪で活躍する若者たち

 メダルを獲得したスノーボードの2人や羽生クンたちを見ていると、実年齢でも子供の世代であるためか、「かわいい!」との印象を抱いてしまいます(それが「おやじ」!)。
 若者から突きつけられる「もう、おやじ達の時代じゃない」に、反論の余地はありませんが、「おやじなりの意地を見せたい」と考えるのが男の生き様のようですから、どこまでその気持ちを維持できるのかという、やせ我慢の人生(?)は続くようです……

 カーリングってシビレる競技なのに、一時でも見てしまうと目が離せなくなります。
 楽しませてもらいましたし結果5位なので「よくやった!」ですが、「ママにメダルを取って欲しい」と今後も応援します!(小笠原、船山選手の「まっすぐに見つめる」表情がとても好きです)

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