2014/02/10

盛り上がりに乗れなかった──赤坂道草_2

2014.1.25【東京都】


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 えらく広範囲な地図に……


上智大学(Map)

初めて入った上智大学構内、1号館のミルキーで教会のようなイメージから早くも「捨てなさい…」の声が?
 都心にあるキャンパスはとても窮屈そうに見え、学生は教室を移動するだけで、気分転換もできないのではとも。
 お堀を埋めたグラウンドも斜面に囲まれますし……

 上智といえば「ミスソフィア」(西山喜久恵:フジ、杉浦友紀:NHK など)ですが、ソフィアとは智慧・叡智を意味する女性名詞とのこと。ドイツ語ではゾフィーとされ、ウルトラマンはここから?
 以前同僚だった卒業生の、沖縄へ移住し奮闘する奔放さも(うみかぜホースファーム)「ソフィア」によるのだろうか……(彼女はカッコイイ!)



上智大に隣接するこのホテルでは、アメリカからの客人と食事に来た様子を思い出します。
 アメリカ人接待=肉ですが、鉄板焼きがおいしかったことより、帰国子女である同僚女性(「ミィ」の名刺を持っていた)の「ネイティブな米語」が理解できなかった印象が強く残ります。
 それは日本人同士の会話のようにリラックスし、発音も言葉も省略気味なツーカー的会話(文脈から理解してね)のようで、単語も聞き取れなかった……

 アメリカの「バーガーキング」では、店員の注文を受ける定型文ですら聞き取れなかったことを思い出し(訛りが強かった)、東京五輪では海外の方に丁寧な「おもてなし」を、と思うところです……



一ツ木通りにある小振りな「中華街の門」のようなゲートが、赤坂不動尊への入口(その先は無理矢理道路にしたような急坂)。
 現在は真言宗(弘法大師空海)の寺院ですが、由緒にはライバルである伝教大師最澄(天台宗)が登場します。
 寺を継承する中で、僧侶が寺を改宗することはありますが、説明にならない資料の乏しさからすると、沿革は後付けされたように思えます。
 ですが、右の不動明王(お不動さん)はいい表情をしていますし、手前に白い花のように見えるのは、おみくじを結んだものなので、訪れる方は多いようです……



江戸時代外堀(現在の外堀通り)の外側に面したこの地域は、町人が暮らす五等地(最低評価らしい)でしたが、そんな町を赤坂芸者が盛り立てることに。
 新橋芸者は明治維新の新政府高官や政治家を取り込み栄えますが、赤坂は明治〜昭和期に勢力を強める軍人を取り込み栄えます(それが裏の顔を持つ印象のルーツか?)。

 TBS本社ビル(右写真奧)に近い木造家屋2階から、お稽古事(踊りか?)の手拍子が聞こえてきます。数は少ないも、赤坂芸者という職業に引かれる方は健在のようです。

 下は、元TBS敷地の再開発事業で誕生した赤坂サカスに設置されたスケートリンク。
 民放はみな「アミューズメント」を目指すでいいのか?




以前この地は、忠臣蔵・浅野内匠頭(たくみのかみ)夫人だった瑤泉院(ようぜんいん)の実家で、大石内蔵助が討ち入り前に別れを告げたとされる「南部坂」が近くにあります(そのエピソードは劇の作り話とのこと)。

 南部坂は、現在アークヒルズに向かって下る坂で、そんな背景を知らずにアメリカ大使館官舎斜面の枯れ草とビルのギャップという写真を撮りましたが、下と2枚ビルが続くのはNGと消しちゃいました……
 物語の舞台とされた残り香を感じられる坂です。





 バブル期に海外雑誌の日本版発行を目指す事務所が、当時のバブルの塔「アークヒルズ」にあり何度か訪れましたが、落ち着けなかった記憶があります。
 当時は20代の修業時代ですから恩恵もなく、「イケイケ」でもないため仕事をこなしながらチャンスを待ちましたが、そんな者にも日が当たるような時代でした。

 バブル期赤坂周辺の盛り上がりは、乗れない者には場違いな雰囲気で、「沈まない太陽」に誰も疑問を感じなかった時代には、身なりを整えた「ワル:政治家に取り入ろうとする」の盛り立て役のように、一般のサラリーマンが踊っていました。
 虹色に見えても中身の無い泡の錬金術は、横井秀樹(元ホテルニュージャパン オーナー)を初め、私腹を肥やそうとする連中が「ブクブク」と息を吹き込み、世間が泡で飽和状態になった瞬間、破裂の連鎖が始まりました……

 この2回で書いたものは「主体性のない思い出話」ばかりで、自主的に周辺を歩いたのは今回初めてではないかと思います。
 この訪問でも印象は変わらないので、「魅力を感じない町」のままと思います……


追記──冬季オリンピック ソチ大会開幕

 冬季五輪への期待は、いつも途中でしぼんでいく印象がありますが、浅田真央ちゃんや葛西紀明主将の自信に満ちた表情には、やってくれそうな闘志が感じられるので、やっぱり応援しなきゃ! です。カーママもガンバッテ!


追記──「吹雪、ふぶき……」の日に、New Mac到着!

 ようやく購入を決断した「MacBook Pro 13インチ Retina Display」は、一日中雪が降り続く日に到着したので、部屋で新マシンの「速ッ!」を体感してました。
 現在はBlog更新作業が主なので「遅くても問題ない」と踏み切れずにいましたが、まさに「増税前の駆け込み」です。
 背中を押したのが消費増税というのは悔しいのですが、確実に物価が上がっている近頃では、この機を逃したらまた買えなくなりそうと決断しました……(でも旧マシンは10年使いましたから)

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