2012/11/19

Danceってスリリング!──テレコムセンター

2012.11.3【東京都】──「ベイエリアウォーク⑦」
 《ゆりかもめを歩く④ テレコムセンター》


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日本科学未来館(Map)


 お台場にはフジテレビ以外にも球体の構造物が存在します。
 これは「日本科学未来館:2001年オープン」の建物で、球体の内部には映像上映シアターがあります。「全天周・超高精細立体視映像システム」とされ、精細3Dプラネタリウムのようです(入場は整理券配布なので、時間があるときに是非)。
 館長は宇宙飛行士 毛利衛さんと聞けば施設の性格がわかるように、科学のおもしろさを分かりやすく具象化してくれる展示が目白押しなので、見学者はみな驚きの歓声をあげています。
 前回訪問の際「一日遊べる」印象があり、一日かかると困るので館内は帰りに寄りますが、訪問日11月3日「文化の日」は、文化に関する施設なので無料とされていました。


 上は「しんかい6500:潜水調査船」模型のフロント部分で、ライトや各種センサーが取り付けられています。
 近ごろTV番組の「うなぎの産卵場所を探る」レポートに登場しましたが、長さ:9.7m、幅:2.8m、高さ:4.1mの船内には、パイロット2名と研究者1名しか乗れず、それも1.5畳程度の空間しかない窮屈さだそうです。
 深海の水圧がいくら過酷な環境でも、のぞき窓(上写真中央)は欲しいのですが、直径10cm程度の窓のためには14cmの厚みが必要とのこと。
 宇宙同様、素人の想像が及ばない世界のようです。

 ここには国際宇宙ステーションの模型もあり、右は最も身近な興味を感じたトイレの様子です。
 足首・太ももを固定する器具があり、横たわるラッパ状の器具は男子の小用を吸い込むものと思います。
 いずれにしても、バキューム無くして用は足せない環境なので、宇宙ならではの逸話を聞いてみたいところです(下の話しは表に出ないゆえ……)。

 この模型の床は傾いているため、「アレッ、平衡感覚がおかしくなった?」と、疑似宇宙感覚を錯覚させる演出がミソです。宇宙飛行士の星出さん、お帰りなさい!


テレコムセンター(Map)


 偶然、テレコムセンター1階ホールで開かれている「東京六大学競技ダンス選手権大会」に遭遇します。
 社交ダンスには「気取ってやがる!」の印象はあっても、様になっていれば許せるわけで、みんな「そこだけは?」気合いが入っていて、男も女もみなカッコイイ!(上の娘たちの衣装も意気込みと受け止められます)

 目にしたのは男女ペアの「クイックステップ:飛び跳ねるような踊り」の決勝で、どのペアも思い切り飛んで回るため、何度もぶつかりそうになり「危ない!」と、ヒヤヒヤする場面の連続から、とてもスリリングな「舞い」との印象を受けます。
 映画『Shall we ダンス?:1996年』で、他の組に衝突しペアのドレスを破ってしまう竹中直人の事態は、現実にも起こりうる状況に見えますが、よけ方も腕の見せ所である「イキな競技?」とされると、カッコ良すぎです……

 会場脇で応援する部員には、突然踊り出す人(男女問わず)がいてビックリ! しかも、ペアの相手に限らない印象ですが、それを受けて一緒に踊り出する人が必ずいます。
 なるほど、映画で役所広司と竹中直人がトイレで踊るのは、誇張はあっても現実にあることと、興味深く観察させてもらいました。

 ダンサーたちの姿勢の良さは草刈民代さんの立ち姿のようで、見ていて気持ちいい!
 フロアは暗く動きも速いため、上の写真となりました。


青海(あおみ)南ふ頭公園(Map)

 テレコムセンター裏手のビルで見かけた「海上保安庁海洋情報部」の看板に、思い当たる懐かしさが……
 予想通りそこは、以前海の測量に携わった時分のお得意先「海上保安庁水路部:航海の安全に関する情報提供」が組織替え(2002年)により移転した施設でした。
 以前は築地の朝日新聞隣接地にあり、当時の記憶からは「日産自動車本社ビル」や、「新橋演舞場」界隈の料亭の様子が思い浮かびます。

 震災時に建設中の新庁舎の屋上から出火とあるのは、以前リンクで紹介したYouTube映像の背景に映る黒煙かも知れません(2011年11月移転)。

 右は海洋情報部の建物裏に伸びる、青海南ふ頭公園で行われる撮影会に紛れ込んで撮ったモデルの女性です。
 入口付近のベンチに座る、いかがわしそうな人物が元締め? という「小遣い稼ぎ」的な撮影会に見えます。
 それにしてはカメラマンもモデルも数多くいて、あちこちに移動しながら撮影しています。

 群がるリュックを背負ったオッサンカメラマンになじんでいたのか、モデルさんに「ニコッ!」とされれば、こちらは「キレイに撮ってね♥」と解釈しますから、その勘違いを根拠に勝手に撮らせてもらいました。
 ここへの掲載目的なので遠慮がちに、表情の写らないポジションから撮っていると、隣のおっちゃんに「何でそこから撮ってるの?」とけげんな顔をされます。

 遠めからでも人物撮影は楽しいのですが、上がった写真には不満もあり、もっとガツガツ寄ったドアップの写真を撮りたい欲求が高まってきます。
 そんなモデルさんいませんか?


 上写真1995年完成のテレコムセンター(東京都などが出資の第3セクター法人(株)東京テレポートセンターのビル)は、TOKYO MX(東京メトロポリタンテレビジョン(株))をメインにスタートし、BSデジタルラジオ放送などの発信地でしたが、移転・放送休止により免許は取り消され廃局とされます。

 設立当初からこんな施設が成り立つのか疑問でしたが(同じ地区にTV局が2つあるべきか?)、運営会社は2006年系列2社と共に約3,800億円の負債を抱え倒産します。当然ながら都が尻ぬぐいをするわけで、若い世代に負の遺産を残します。
 大都市においての「第3セクター方式:半官半民で運営が自由な株式会社の設立」選択は、安直に事業を稼働するための抜け道に見えます(三陸鉄道とは意味が違う)。

 もう取り返しはつかないのですが、それを押し進めてきた「団塊世代の論理」に、賠償責任を突きつけるべきと思ったりします。
 年末に選挙らしいので、若い世代の代議士が裕福な年金生活を送る連中に
 「ボチボチ出世払いのつけを払ってもらおうか!」
くらいの意気込みで取り組んでもらわないと、現役(子ども)世代への重荷は増えるばかりと思えてなりません……


追記──若い世代の意欲に期待!(野球国際強化試合 キューバ戦)

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)3連覇を目指す日本代表は、メジャーリーグ組の相次ぐ不参加表明で暗雲が漂いましたが、キューバとの国際強化試合で国内組の若手がシッカリと結果を残しました。
 これはサッカーを例にするまでもなく、メジャーで活躍するイチローやダルビッシュという確固たる「目標」に向かう気持ちから生み出されたのでしょう。
 ネームバリューではなく「チームワーク」重視の結束力をベースにすれば、海外の強豪とも戦えるし、新たなヒーロー誕生が期待されます!
 心配なのはベンチ奧の「老人ホームか?」と思う面々、では失礼か……

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