2014/05/06

たばこ屋脇の路地裏には……──町屋

2014.4.19【東京都】──「隅田川を歩く_7」



より大きな地図で 隅田川を歩く を表示

たばこ屋脇の路地(Map)


 たばこ屋脇の路地奧には別世界が広がっていた…… そんな町並みが残る町です。
 以前は、玄関や庭先を含めどこでも抜けられたでしょうが、路地をふさいでしまう再開発で、行き止まりとされる場所をいくつも見かけます。
 私道である抜け道が突然通行止めにされても文句も言えないが、網目状に分布する路地は無計画なため、一箇所ふさがれるだけで仰天するほどの不便が生じたりします。
 再開発が目指すのは合理的な「今風の町並み」で、混沌とされる「古い町並み」との共存は困難ですから、押し寄せる時代の波に耐えるばかりの「風前の灯」と言えそうです……
 

三河島水再生センター、荒川自然公園(Map)

 京成線、都電、隅田川に接する地に、三河島水再生センターがあり、上部に公園施設が作られています。
 1922年(大正11年)に建設された日本初の近代的な下水処理場で、国の重要文化財とされる旧喞筒(ポンプ)場見学は予約が必要なため未見(リンク先を見たかった)。

 下水道が整備されない時代、糞尿を自動車で搬入したのは分かるが、処理後の汚泥を品川沖に投棄していた、とは驚きです(現在はレトロレンガ等に再利用)。
 当時、品川沿岸部(芝浦周辺)の埋め立てが行われるその沖に投棄したとすれば、埋め立てに利用できない理由があったのかも知れません。

 施設上部にあり自動車が入り込まない交通公園では、子供たちの激走も安心して見ていられますが、そこでは信号に従わないと、大人への不信感を植え付けそうなプレッシャーを感じたりします。


 20代までお世話になった銭湯。広くて気持ちいいのですが、閉店ギリギリに滑り込む「どうしても入りたい!」客を笑顔で受け入れてくれるも、次々電気や気泡を消される居心地の悪さも忘れられません。

 どの銭湯でも目にする脱ぎっぱなしの靴は、万一紛失しても自己責任ですから、サッパリした風呂帰りに裸足で帰るつもりかと心配に。
 でもこの靴たちがそろっているのは、最低限の「下町の流儀」なのかと思ったりします……


路地を生かした分譲住宅街?(Map)


 駅近くの古い町並みの一画で、路地を生かそうとした「下町っぽい分譲住宅街(?)」を目にします。元の道路を拡張した様子は、上下水道インフラを活用する狙いか?
 一般的な分譲住宅地はキッチリと枡形に区画されますがここの光景は異なり、下町の路地沿いに現代風の家が並んでいるようで(以前より家は大きく軒数は少ない)、上記の生活路を寸断する「今風の町並み」に対するひとつの提案とも受け止められます。

 広さではなく下町暮らしのニーズらしく、確かに玄関前でガキどもが群れて遊んでいますから、コミュニケーションをとりやすい生活空間のようです。
 町並みは整理できず混沌としたままでも、防災用件のクリアを目指すこの取り組みは、悪くないように感じました。


追記
 New Macから見える景色_2──ディスプレイの解像度が向上しても……

 新マシンで最初に感じたのは当然「写真がキレイ」ですが、以前のブログ写真を見ると「こんな写真によく満足していた」と思うほど汚らしく、めまいがします……
 旧iBookの画面解像度1024×768pixelに対して、新MacBook Proは2560×1600pixel。新Macは横長画面でも同じ13inch相当なので解像度は約倍に向上しました。
 高解像度マシンで旧画像を表示するとこれまでの4倍(縦横2倍)に拡大表示するらしく、アップする画像の解像度を倍にすればいいはずも、わたしの利用環境では別の要因が介在しているようです。
 現在使用の「Blogger:Google提供のブログ環境」では、ブログで使用する画像のアップ先「picasa:画像データベース」ではクリアに見えるものが、ブログにアップした途端に陳腐な表現とされてしまいます。
 下に、これまでの486×324pixel(上)と倍の972×648pixel(下)を並べますが、Bloggerでは違いを表現できません。



 画像データベースのpicasa上では(右はpicasa画像にリンク)、現在の486×324pixel(上)と縦横倍にした972×648pixel(下)の違いが見て取れます。
 小さいながらもiPhone画面では多少の違いが見て取れることから、いまどきはネットのメインユーザーとされるスマホ対応が最優先とされる時代になったようにも……

0 件のコメント: