2017/04/17

Japan Blossom──新宿御苑

2017.4.8【東京都】──「HANAMI Garden」

 好天は望めなくても「お花見の空気」を体感したいと、入苑に行列ができる新宿御苑へ。今回も季節感があるので、先に掲載します。



 満開となった週末の天気はイマイチでしたが、花見目的の外国人観光客が増えた様子には驚きました。
 外国の方にも、顔を上げれば笑顔になれるこのシーズンをオススメしたいと思っていたが、彼らの笑顔に接するとこちらもうれしい気持ちになります。普段の混雑に外国人観光客が増えたらと思うも、花を見ればそんなことは意識の彼方です。
 前週、開花の遅いつぼみを見上げ「何で咲かないの?」と、悲しげな外国人を見かけたが、そればっかりは…… ツアーに「花見保険のキャッシュバック」が登場したとしても、満開のSAKURAにはかえられません……


 雨あがりで地面が湿っていても、作ってくれたお弁当(?)を食べることが、この日のメインイベントです。
 この光景は、男が夢に描くものですし、女性は「アピールタイム!」にしたいところでしょう。
 春の儀式は差し向かいで! は、男女共に思い描く花見の理想像のようです(わたしもそう思います)。

 この日の御苑を包むHappyなオーラは、国籍に関係なく来苑者の感激から生まれたもので、Japan Blossomを観光だけでなく外交・友好の手段として、もっと有効活用できないかと思ったりします。

 花びらが散る木の下での待ち合わせって、相手が彼氏としたら将来が不安にならない?(大変失礼)
 少人数での現地集合は心細いし、アベックの場合はトラブルの原因になりそうと思うも、いまどきはスマホがあれば結構大丈夫なのか?

 ここは宴会(酒類)NGなのでゆとりがありますが、以前、場所取りの先発隊でブルーシートの上で寝ていたことを思い出しました。
 屋外の「春の宴」では、声が拡散するので大きな声で話す必要があり、発散はできても開放的すぎるためか、輪郭のぼやけた記憶が残ります(それが春?)。

 散ってくる花びらを追い、キョロキョロする表情まで撮っちゃったけど、桜の満開の下は無礼講ということに。
 以前、桜の花びらが入った和菓子や、花を一房浮かべた桜茶(ほんのり塩味は塩漬け?)で春を味わったのは、どちらも季節先取りの寒い時期だったように。
 味ではなく、花びらで春を期待させる「桜マジック」に酔いつつ春を待つのが、この国の季節感です。

 戦後の希望とされたソメイヨシノの植林は、見事に花を咲かせましたが、クローン(接ぎ木)は一代限りのため、桜を楽しむためには接ぎ木を繰り返す必要があります。それを手間とせず継続する姿勢が、実に日本らしいと……

 花に囲まれた写真は可愛く見える(?)らしく、女性は花の前で笑顔を作るため、花と同様、笑顔が多い場所の雰囲気は明るくなります。
 多くの人がカメラ(スマホ=ビデオカメラ)を持ち、ネットで公開する近ごろですが、おもしろいと感じるのはハプニング映像程度なので、完成した映像よりも、撮影に腐心する姿の方が楽しいのではないか、とも。
 右の女性はポーズがサマになっていますし、下は映画『メリーポピンズ』のように空を舞う絵になるのか?
 ここは八重桜もきれいなので、これからも花を楽しめます。

 千駄ヶ谷門を出て駅に向かう際に耳にした、地響きのような「ウォ〜!」という歓声は、秩父宮ラグビー場のスーパーラグビーでサンウルブズが勝った試合でした。
 ラグビーがファンをつかんだように、注目を集めるスポーツが増えることは、子どもたちの選択肢が増え、夢が広がることにつながるのではないかと(バスケットのBリーグがおもしろそうと)。


追記──浅田真央ちゃん引退

 彼女はアスリートなのに、サービス業のような引退会見の笑顔は、「始末は自分で」のプロ意識かと。
 現役生活の最後は苦しんだようですが、それも含め「完全燃焼」と言い切れたのですから「お疲れ様でした」と共に、彼女も加わった女子フィギュアスケート界の系譜の継続に、尽力されますことを。

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