2021/05/24

花に吸い寄せられて

2021.5.8【東京都】

 遠出ができない中、近所の「なぎさ公園のつつじは4月下旬〜5月上旬頃が見ごろ」のポスターに誘われ、足を運びましたが……

 上・右は普段歩く近所の虹の広場ですが、この季節の新緑はとても鮮やかなので、何かの機会に撮りたいと思っていました。上は滝の裏を歩ける裏見の噴水ですが、もうガキどもの水遊びは表も裏も関係ない、夏の水中モードです。

 下は、新左近川親水公園カヌーポロスクールの様子で、白シャツのコーチはムッキムキです! カヌーでは上半身しか見えませんが、下半身はどうなんでしょう? オールを漕ぐ腕の力や上半身の体重移動が、推進力やコントロールには重要そうですが、水に浮く艇を安定させるには水面下に重しが必要です。下半身もムキムキゆえに、コーチの艇だけ沈み気味なのか? 水面に出る部分は少ない方が安定しそうです。
 バラが見頃のフラワーガーデンでは、人々が花に吸い寄せられるように見えます。これまでは、手入れの様子を目にするばかりでしたが、これだけキレイに咲いて人々によろこんでもらえたら、手入れのしがいがあるだろうと。
 右のバラの棘から、ガキ時分の遊び場を想起しました。広場の隣の庭でバラをキレイに手入れする家があり、ゴムボールで野球をするたびに、その庭のバラの棘に刺さってパンクしたり、街灯のカバーを割ったりと、散々迷惑をかけました。いま振り返ると「その家と喧嘩していた?」ような印象もありますが(カツオのようだと…)、あらためてバラの棘の「痛さ」を思い出しました(引っかけると赤い筋が残ったっけ…)。


 上の花がどんな色合いに撮れるかのチャレンジですが、パソコンで明るさを調整すると、グラデーション部分の色合いがコロコロ変わってしまい、元の色がわからなくなります。シャッターで切り取った瞬間の印象に近づけようとしますが、正確な再現は不可能ですから、色合い(表現)への主張(理由)が必要になります。こんな色だった気がする、こんな色が好き 等が撮影者の個性になるのでしょうが、色合いについてはそこまでの自信を持てないでいます……
 携帯電話のカメラ時分は「頭切れてない?」でしたが、広角レンズになったスマホ撮影では「花をもっと入れようよ!」等、背景や構図の工夫を楽しむ姿を目にするようになりました。

 当初の目的だった、なぎさ公園のつつじはすっかり終わっており、寄り道したカモの子育て姿も見られず(普段の場所に一羽もおらず、もう引っ越したのか、寄り付かなかったのか?)、自分の季節感が狂ったかと自信を失いかけますが、バラの花に救われました。
 今年は春の訪れから季節はかなり前倒しのため、5月中に関東も梅雨入りとなりそうな気配です……


GW中の「スカスカ対策」が招いた感染拡大

 GWの感染対策をスカスカにし、地方(北海道、沖縄 等)に感染が拡大してから、緊急事態宣言を出すことは、予定通りだったのだろうか? そうなってしまうことは、わたしでも想像できましたから、別の考えがあったのでしょう。ならば、どこの陳情を受け入れ、どれだけの経済効果があった(潤った)のか、数字を見せてもらいたいし、陳情元からの感謝の言葉も公表すべきではないか? 現在の医療態勢逼迫の危機(死者数を含め)よりも、有用と考えた経済効果の成果を示す責任があるはずです。その手の追求は野党がすべきと思うが、彼らも及び腰に見える現状を、「いつもの日本の姿」と諦められない危機感を国民は感じています。


探りを入れてきたIOC

 IOCは「東京五輪は緊急事態宣言下でも開催する」と尖兵に発言させた後に、TOPが援護射撃して、その反応をうかがっているようです(延期判断時にもあった)。これは世論調査ですから、この時期の開催に異論を唱える方々は、声を大にして訴えるべきではないか。
 国や都が、IOCに従わざるを得ない契約上の制約があったとしても、大会は日本国民を含む世界の人々のためのもので、開催 or 延期・中止(?)は世界の人々の意思によって判断されるべきです。経済効果は重要としても、にぎわいのない東京で、マスクをした人々が黙々と働く一方、競技会場周辺だけ異様に人が群れる状況としたら、一体誰のための大会なのかと……


【お知らせ】
 都合により本ページの更新をしばらく休みます(コロナではありません)。
 再開の際は、またよろしくお願いいたします。

2021/05/17

天気のいいGWは……

2021.5.4【東京都】

 外出自粛が呼びかけられるGWでも人出は減らないだろうと、行動範囲を広げる気になれないので、近所を歩くことに……


 遠出できなくても、天気のいいGWはどこか行きたい! と、家から海辺までは寄り道しながら1時間程度なので、宣言下の葛西臨海公園(都立公園)をチェックしようと。
 右は新左近川親水公園カヌー場の様子で、都の施設は閉鎖されますが、ここは江戸川区施設のため営業しているようです。都と区の対応の違いに首をかしげる面はあるも、この光景を見る限りは問題ないように感じます。国、都、区それぞれの判断があるのは当然で、予防対策をした上で楽しめるのであれば、提供するべきかと。
 この先にある江戸川区臨海球技場(サッカー、フットサル、野球場)でも、子供たちが走り回っていました。

 上は前回水辺の写真を撮った西なぎさ(昨年の宣言時は閉鎖)で、スポーツカイトチームが練習する光景をよく目にします。評価基準はわかりませんが、同調性や連動した動きは見ていて楽しめますし、流れるように連続降下する姿は、昔のゲームギャラクシアン(リンク先Youtube:画面を見ていると「ヤバイ!」とシビレてきます)のようです。連動する動作が決まるとカッコイイし、操縦者も気持ちよさそうです。

 右・下の東京水辺ライン待合所は運行休止のため屋内には入れませんが、解放されるテラスにはお弁当を広げられるベンチがあります。右は眺めのいいトイレの通路。
 公園のシンボル的なクリスタルビュー(下)は、駅前から伸びるメインストリート正面の丘に建つので、観覧車に次ぐ景色が望めます。傾斜のある通路は、子どもが駆け出すような下り坂なので、歩行速度が速く、柱の影もあるため、結構粘りました。
 公園のバーベキュー広場は閉鎖されますが、建物に併設のSORAMIDO BBQ(ソラミド バーベキュー)は、酒類販売中止・時短で営業しています。その違いの「自主管理NG:各自に任せては秩序が保てない」の判断は正しく、きっかけは少人数でも、酒が入った集団の勢いがついてしまう状況は、幾度も経験しています……
 実は前日も訪問したのですが、到着直後に下のような黒い雲が迫ってきたため(静岡県で突風被害が発生した日)、写真の親子のように逃げ帰りました。寒気・暖気のせめぎ合いにより日本の四季は彩られますが、近頃は勢力の強い両者が激突する機会が増えたため、以前は見られなかった突風(竜巻)が増えてしまいました。ガキ時分の夏に経験した夕立の仲間としても、いまどきの子どもたちはこの経験に郷愁を覚えるのだろうか?
NHK連続テレビ小説『おちょやん』終了

 本作は、女優 浪花千栄子さん(オロナインのおばちゃん(リンク先Youtube):本名が 南口キクノ(なんこう きくの)って出来過ぎ!)を題材にした物語で、彼女が歩んだ厳しい道のりをたどり、喜劇役者として人気を得る姿を描きますが、アンダーな部分が重すぎた印象があります。
 中でも彼女の足を引っ張るダメおやじ役の、トータス松本の怪演(!)は強烈で、娘よりも自分が大事と考えるダメおやじの姿には、不快を突き抜けた爽快感すらありましたが、この手のろくでなしを生み出したのは、当時の社会の未熟さではないかと。
 舞台的な間を重視するにしても、演出に工夫が感じられないため、テレビでは間の抜けた物語に見えてしまった……
 次作『おかえりモネ』の清原果耶ちゃんに期待です!


ドキュメント72時間「銀座おつまみラプソディ」

 番組に登場した聞き覚えのある声は、30年近く前に会社の先輩(亡くなられた)に教えてもらった、路地裏というか「あなぐら」のような場所にあるバーのママで、まだ店も健在であることを知り、画面に向かい拍手を! 銀座で飲むことの楽しさを教えてもらいましたが、その方が不在となってからは足が遠のいたきりに。
 にぎやかさ、華やかさでなく、地域の人たちが持っている「銀座人情」が垣間見られる、ローカル色のある番組でした。機会があったら、また「あなぐら」に迷い込んでみたいと……


東京五輪「やるよ」(首相の表現とされる)

 ちょっとカチンとくる言葉です。
 国民が、様々な思いや考えを巡らせている時に、軽々しい言葉で済ませられる問題なのかと腹が立ちましたし、彼の心づもりだけで開催が決まるものではないことを、示してやるべきではないかと……

2021/05/10

落ち着ける場所──葛西臨海公園

2021.4.24【東京都】

 週末は「No 自粛デー?」のような都心に向かう電車に乗りたくないと、千葉方面を歩きましたが、中心街近くに至ってしまいもう歩く場所がないので、また近所を散策します……


 この日は「非常事態宣言」前日の土曜日で、駐車場の車は多いも園内でそれほどの混雑を感じないのは、公園が広いこともありますが、来園客が距離感を意識しているためではないかと。子どもへの感染が増加していますから、子ども連れに密回避行動が見られるのは当然かと。

 年明けから「非常事態宣言」「まん防」等の制限が続くため、看板施設の水族園ダイヤと花の大観覧車(右)は閉鎖が続きます。観覧車は今年どれくらい回っただろうか? ある程度回さないと整備にも不都合が出るのではないか……(次の訪問時にはゴンドラの色が変わっていたので回しているようです)


 施設だけではなく、上・下のような過ごし方もできるところが、海浜公園のいいところなので、人が集まるのも当然かと。
 公園ツウには人気があるらしく、上の場所にはいつも誰かしら陣取っています。松原の木陰前には海に通じる池があり、奥にある松林の先は海なので風もほどよく吹いてきます。
 折りたたみチェアを車から運ぶように、園内では荷物を運ぶアウトドアワゴンをよく目にしますが(寝た子を乗せて引いていたり…)、明日から駐車場が閉鎖されるとそんな光景も少なくなりそうです。
 海を目指すサイクリングでは、気がはやって力が入りそうですが、海が開けた瞬間の爽快感は格別なものと。江戸川区のサイクリングロードはループ状になっていますが、荒川対岸の江東区側の始点新砂リバーステーションらしいも、何もないため物足りなさを覚えます(埋立地が続くため川の途中にある)。その代わりでしょうか、もっとも海側にあるゲートブリッジ付近のサイクリングロードは、気持ちよさそうです。
 いまどきスマホで狙うのは動画ですから、被写体(右側の彼)への要求も一発芸ではNGらしく、「動きを止めるな!」「つまんねぇなぁ〜」と、結構厳しい注文が浴びせられます。われわれの若い時分にはカメラはもちろん、動画撮影に必要だった8ミリカメラなどとても手にできませんでした。現像代を気にせず撮れるし失敗作は削除できるので、思う存分楽しめそうですし、難しさを知って次のステップにチャレンジできるのは、とてもうらやましいと。
 女子たちは、海に入らなくても足を多めに露出して、蹴り上げる水しぶきを撮影しています。どちらも若さが売りですが、見たいのは後者の絵ですよね……(前者はクリックしません)
 右のような2ショット写真も、画面を確認しながら撮れるので、イチャイチャ楽しめますし、以前のバカチョンカメラと違い広角レンズなので、失敗も少なさそうと。
 スマホ写真は、その場でシェアやアップができるので便利だし、彼女の写真をいつでもスマホで見られるのはうれしいとしても、その後はどうするのだろうか? 家の押入れから「こんな写真が出てきた!」は笑えても、別の女性とスマホを見ていて表示されたらどうしましょう……


国民より五輪を重視する「政治判断」

 大都市部では、ほぼ変異株(英国由来の系統)に置き換わり、インド株も確認されたらしいが、それらは堂々と「ザル」の空港検疫を人とともに入国したようです。ワクチン接種後進国としては、海外からの入国者をきっちり「隔離」することが必須なのに、要請だけで抑えられると考えた甘さによる「人災」といえます。その上、五輪で入国する選手に優先接種させる方針は、国民より五輪を重視する「政治判断」と受け止められ、国民の怒りを買って当然です。
 国民の生命・財産を守ろうとしない政府の、国民だけを締め付ける政策に対する反発は、非常事態宣言下の「No 自粛」で示されているのかもしれません……