2011/06/06

新説 日本沈没?──中目黒

2011.6.4

 「巨大地震ニモマケズ、巨大津波ニモマケズ、放射線被害ニモマケヌ丈夫ナカラダヲモチ(?)、北ニ困ルヒトアレバ行ッテガレキヲカタズケテヤル、サウイフモノニワタシハナリタイ」
 と国民の気持ちが団結しつつあり、一刻も早い災害復旧〜復興のかじ取りが求められる時に、国会の政治家たちは国民の反感を承知の上で権力争いをはじめ、復旧・復興気運に水を差します。
 ここは、あんたら「全員NO!」という国民投票で、総取っ替えしてやりたいところです。
 そして(彼らの論理としての)ごたごたが終わると「さぁ、大連立だ!」と、全員が声を上げ始めます。
 国民はみな、災害復興の関連法案に各政党が協力するためには「条件」があること自体理解できません。
 雨降って地固まると解釈できるなら悪いことではないにせよ、国会でしか通用しない「彼らの論理」を、国民が理解できないまま話を進めていいはずがありません。

 小松左京のSF小説『日本沈没』(未読)のテーマは、地殻変動により日本列島が水没し「国土を失う民族」の物語ですが、現実では国政の権力争いだけが一人歩きし「国民が国を見失う」という、ストーリーとして成り立たないほど情けない状況が生じています。
 巨大地震では沈まずとも「これが日本沈没のはじまり」と言われたら、反論できない国民はどうしたらいいのだろうか?


2011.5.21
【東京都】


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大橋ジャンクション(Map)


 ここは首都高3号渋谷線と中央環状線を結ぶ大橋ジャンクション(JCT)で、2010年に部分開通しました(右下のコンクリート構造物)。
 山手通りと国道246号線が交差する場所柄によく土地が確保できたと思いますが、1969年まで運行された東急玉川線(路面電車)の車庫が、その後東急バス大橋営業所とされた土地になります(田園都市線池尻大橋駅に近い)。
 計画では、中央環状線大橋JCT〜大井JCT間の開通を2013年度とするも、その遅れの理由を後述中目黒のおばちゃんが説明してくれます。


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 上は一度やってみたかった面積比較で、関東で面積の基準とされる東京ドーム(関西はもちろん甲子園球場)との同縮尺比較です。
 同規模との予想が、制限速度40km/hならこの程度で済むのかと、納得できた思いです(国立競技場のグラウンド部分とほぼ同じだそう)。

 開通後も工事は継続され、ドーナツ形の屋上には「目黒天空の庭」とされる庭園が2012年度完成を目指しています。
 首都高速道路(株)のホームページには、「大橋"グリーン"ジャンクション」との表記が見られ、上写真のマンション(郵便局表記のビル)の反対側にもっと大きなビルが建ち、屋上の公園とつながるそうです。
 いくら渋谷の隣駅から徒歩5分でも、ジャンクションには換気施設(ループ及び地下道路の排気ガス浄化施設)もあるわけで、近ごろ敏感な「外部電源が失われたら?」を考えると、住みたい気持ちが理解できない環境です……


中の橋(Map)


 コンクリートに覆われた護岸や河床が続く目黒川にも、こんなチャーミングな橋が架かっていること初めて知りました。
 由来としては、昔の地主が私有地に架けたので公共の橋と差別化された、程度しか見当たりません(目黒区も渋谷区のように調査してよ!)。
 多くのドラマ撮影に使われたようですが、それも当然だろうというロケーションです。


 先日歩いた菅刈公園のはす向かいに、敷地の周囲にさまざまな種類のバラを育てている「ミキモト装身具」があります。
 真珠で有名なミキモトの関連会社ですから、観賞用植物の手入れとディスプレイに力を注ぐことは理解でき、近所のみならず楽しみに訪れる方が多いようです。


中目黒駅周辺(Map)


 東横線が目黒川を越える鉄橋です。
 通勤に利用する車内では現在も時折「日比谷線脱線衝突事故(2000年)」が頭をよぎり、ちょっと背筋が寒くなることがあります。
 車窓から線路際に立てられた慰霊碑が目に入るせいかも知れません。
 鉄道保線用の敷地にあるため入口には警備員が立っていますが、慰霊は可能なようです。
 当時勤めていた目黒のオフィスから見えた、中目黒上空におびただしい数のヘリコプターが群れていた光景は忘れられません……

 設計コンセプトは違うでしょうが(香港映画の雰囲気か?)、わたしは上写真をTVドラマ「傷だらけの天使」(屋上ではないが)を想起して撮りました。

 中目黒駅前の山手通り周辺(目黒側)がスッカリ再開発された様子は、毎日ホームから見て理解しているつもりでした。
 ですが、たかだか10m程度見下ろす視線と実際に歩いた目線ではまるで別世界のようで、「こんなに変わったということか!」と実感させられ驚きます。
 この日の行程が終了し中目黒駅に向かう道で、「あの辺にそば屋があったよなぁ」と、記憶に残る以前の町並みから思い出そうとしてしまいます。
 ビルとなった現在のロケーションを見て知っているはずなのに、その場を歩かないと実感できないというのは、人間の習性なのか、単なる老化現象なのか……


蛇崩川(じゃくずれ)合流地点、船入場(ふないりば)(Map)
 右写真は、目黒川に流れ込む蛇崩川との合流地点です。
 現在の馬事公苑(弦巻:つるまき)付近にはじまる流れで、名称の由来には「大水で崖が崩れそこから大蛇が出てきた」等があるそうですが、まだのんびりしていた時代の里山風景が思い浮かびます。
 調べるうちに「以前は品川用水の悪水吐が流された」の、とても汚そうな「悪水吐:あくすいはき」に引っかかりました。
 これは「水田の汚水を排出する溝や川」の意味で、洪水時に濁って飲用や灌漑(かんがい)に適さない汚れた水を排水する、浄水設備のない時代のフィルター的な流路になります。

 東横線の渋谷〜中目黒に沿っての地形断面は「渋谷↗代官山↓中目黒」のように、目黒川の土地浸食力が強く深い谷地なので、周辺の水が流れむ地域となり、豪雨時にはたびたび川が氾濫しました(悪水吐が集中していたかも知れません)。
 対策の一環として、船入場(昭和初期に船着き場とされた)の地下に洪水調整池を建設し、洪水時の備えとしています。

 その調整池の上には1995年開館の「川の資料館」があります。
 ここには「こんにちは」のあいさつに反応して、自動的に説明を始めてくれるおばちゃんがいます(大変失礼!)。
 学芸員(博物館等の専門的職員)だったら失礼ですが、しゃべりたい話(?)は聞かなくても流れてきますが、質問すると意図を理解してくれなかったりします(これも失礼)。
 ですが、彼女から3つ教わりました。
・目黒川は水質保・改善のため、落合下水処理場の高度処理水が放流されている(それでも臭い)。
・首都高速中央環状線は当初目黒川の下に計画されていたが、現在は並行して走る山手通りの地下に建設中で、中目黒にも大橋ジャンクションと同様の換気施設が建設中。
・建設工事の遅れは、トンネルを掘るシールドマシンの歯が壊れるほど固い岩盤に阻まれていること(計画通りの完成は無理そう)。

 右写真は「バッフルブロック:流れを整える構造物」で、京都鴨川にあるような飛び石ではありません。

 以前小泉今日子を見かけた飲み屋が近いので、店の外観だけでもと思ったものの失念しました(彼女の頭はホントに小さかった……)。


中目黒公園(Map)

 以前目黒に勤めた時分は目黒川沿いをよく散歩しましたが、ここに寄るのは初めてで公園の名称も今回知りました。
 芝生広場やグラウンドも広く、人工的な水辺や花壇の手入れも行き届いているので、子どもたちには絶好の遊び場です。

 ここは旧海軍研究所〜金属材料技術研究所の跡地で、周囲にも自衛隊の施設が並び、隣接の東京共済病院が東京海軍共済組合病院として開設(1930年)された経緯からも、以前からこの一帯は国に管理されていたようです。
 川沿いには目黒清掃工場(上写真奧の煙突で、渋谷清掃工場と1.6kmの距離にある工場)、目黒区民センター、目黒区美術館が並びます。

 上写真は風力発電機の模型のようなモノで発電量を電光表示しますが、その表示のために発電しているようなオモチャですから、今後は本格的な施設が求められることでしょう。
 ちょうどセットで写る、清掃工場から発生する熱を温水プールだけではなく、羽(タービン)を回して発電できたなら「もえるゴミも資源に」できそうな気がしてきます。


 この公園にある「花とみどりの学習館」という施設では、公園の花壇で実習可能な講習が行われボランティア活動も盛んなので、有料の植物公園のように手入れをされた植物を目にできます(広くはない)。
 上写真はグラスオバダス(ウサギの尾)のプレートがある植物なのですが、どうもその名前で検索してもヒットしません。
 おそらく「ラグラス(バニーテール・ウサギノオ)」ではないかと思われますが、詳しくないので違っていたらご指摘下さい。


目黒馬頭観音(Map)


 本日終了の帰宅モードで目黒銀座商店街(東横線南側の商店街)を歩いていると、路地の奧にちょうちんの明かりが見え、無視できず入り込みました。
 案内板には大正時代末期、付近で牛や馬で商売をする人々が動物の霊を弔うために建てたとあります。
 この後、通勤電車の車窓からのぞくと、チラッと写真のちょうちんが見えることに気付き、車内の神社側に立ったときは確認するようになりました。

 調べるとき目についたのが、競馬ファンサイトだったことはうなずける気がしますが、結果はいかに?(ギャンブルはやらないので分かりません……)


追記
 IAEA(国際原子力機関)による福島原発事故に関する調査結果が報告されました。
 発表までは「何を言われるのか?」戦々恐々としていましたが、問題・課題・対応についての評価コメントを、当事国の対処を尊重する表現で提起してくれました。
 ここからようやく事故対策に総力戦で臨めるはずですが、国民の意見を尊重せず、自分たちの論理しか語れない国会の連中に、旗振りを任せていいのだろうか……

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