体感的にはかなり厳しい暑さの中、祭りが近いのか戸山公園では「ヨサコイ踊り」をはじめ、ダンスチームが練習をしています。
野球場のオヤジたちのプレーを目にし、以前は自分もぶっ倒れそうな暑さの中でよくやったと振り返るも、「お疲れ〜!」のビールに「生きてる実感」を味わったこと以外は覚えてません。それが「草野球」でいいんですよね……
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東京グローブ座付近(Map)
一帯に集中する公営住宅、公園、学校・大学、病院など公共性の高い施設は、江戸時代の尾張徳川家下屋敷〜明治時代に戸山ヶ原とされた軍用地(陸軍戸山学校を含む)の跡地(経緯を見れば東京の一等地)が、戦後に活用されたものです。
山手線の外側に、シェイクスピア作品の上演劇場を目指し建設された「東京グローブ座:シェイクスピア時代のロンドンの劇場に倣った」ですが、閉鎖後の現在はジャニーズ事務所の傘下に置かれます。
上は同時に再開発された西戸山タワーホームズの「シェイクスピア・アレイ:劇場の意か?」で、民間活力導入による国有地再開発第1号とは言え、気取りすぎてません?
百人町周辺(Map)
JR新大久保駅周辺は百人町に属し、江戸警護を担当した伊賀組百人鉄砲隊屋敷があったことに由来します。
腕利きの連中でも、下の皆中稲荷神社(かいちゅう:すべて的中の意)への願掛けは欠かさなかったとのこと。
この町の路地が真っすぐ甲州街道(敵の侵入口)に伸びるのは、出動のためと『ブラタモリ』で学びました(ホームページは閉鎖された?)。
周辺に管楽器を扱う店が多いのは、明治期に来日した多くの外国人音楽家が「武蔵野の入口:郊外」のこの地に暮らしたことにより、それが現在の「ミュージシャンは中央・総武線沿線を目指す」のルーツなのか?
軍事施設が戦後宅地化される再開発期に、日雇い労働者や在日朝鮮人などのバラックが、空き地や山手・中央・総武線のガード下に並びます。
職業安定所の存在や、ロッテの工場操業(1950年:韓国系企業)により、韓国からも職を求めて人が集まります。
下はかつてバラックが並んだ辺りなのか、コンクリートで固められカラフルにペイントされています(上が線路)。
右手には山手線車窓から見えるラブホテルがあるので、環境浄化的な狙いもあるのでしょうが、わたしでも夜は怖そうな通りです。
右手には山手線車窓から見えるラブホテルがあるので、環境浄化的な狙いもあるのでしょうが、わたしでも夜は怖そうな通りです。
1990年代から韓国・中国・フィリピン・タイ出身者向けの、留学生アパート・店舗・日本語学校などが増えたそうですが、この日は催しがあるのかサリーをまとったインドの方が目立ちます。
日曜日のかき入れ時とはいえ、コリアタウンの人たちは働き者で、「働き者日本人」のルーツは韓国からもたらされたか? と思ったりします。
そこで勝負となれば、それぞれの文化に根ざす「おもてなしの心:滝川クリステルのスピーチ前に書いたのですが…」となりそうですから、サッカーの試合よりも火花が散るかも知れません。
右はコリアタウン店舗前にある、中華街店頭で北京ダックをつるすような、食材を焼くための設備。
以前山手線の車窓から、新宿の職安付近で仕事を求める人の群れを目にした記憶があります。
コリアタウン大盛況の現状からは、朝鮮半島出身者がらみと想像できますし、この日「やはり」と受け止めたことで古い記憶がよみがえりました。
半島出身の出自を持つ小学校の同級生が「お前知らないのか?」と、放課後はクラスメートを遠ざけていた事に思い至ります。
それは社会認識をゆがめてしまった教育の残滓のせいとしても、以前には現在とは比較にならない「被差別意識」を抱き、過ごしたであろう人々がいました……
このところ、主張だけを繰り返し互いにダダをこねるだけの「ガキの外交」で、幼稚さを確認し合う間柄ですから、けんかの後の子どもたちのように、無垢(むく)な気持ちで遊べる日はやってくるはず、とは、楽観しすぎだろうか……
上は、線路沿いにあったドヤ街(簡易宿泊施設:宿以下なので逆さに呼ぶ)の名残。
フェンス内の建物は取り壊され現在道路建設予定地。右下は昔のゴミ出し箱。
追記──祝! 東京五輪開催決定!
久しぶりの大きな明るい話題で、社会人になってから初めて「社会への期待感」を抱くオヤジたちも、「2020年までがんばっぺ!」と、ムチを入れられそうです。
開催時の震災全面復興は無理でも、目標が明確にされた「震災復興宣言」に向け、取り組みを加速させる意志を耳にしました。
プレゼンテーションでの首相の嘘(放射線汚染水は管理下にある)は、必ず達成する国際公約として受け止めるべきと納得できるものです。
ですが、この期に自爆的反論をする腐った東電にかぶせるフタは無いのか?
お前らの仕事の質が問われている時に「何をやってだめでした」の発表ができるのか!(理系の風上に置けない)
大きな夢というニンジンを目の前にすれば、わたしもほえてしまいそうですが、「ホラの実現」こそ政治家の役目と思える気運が生まれました。
今度ばかりは、やってもらわねばなりません!
東京タワーの祝賀ライトアップは、前回の応援時と2020の表示面が変わりましたが、ほかは変わらない気がします(iPhoneじゃ色が分からない)……
追記──宮崎駿監督引退
体調不良かの心配も「(老眼の)裸眼で集中する疲労」に共感してしまう近ごろ。老眼でも手元の様子を「キッチリ」見たい意識があると、眼鏡を外し裸眼で見ようとしますが、その作業を続けるうちに視力自体の衰えを実感するようになります。
「オオカミおやじ:引退は何度も聞いた」であれば歓迎ですが、まずは今後の活動を応援することに(話題になってしまったので『風立ちぬ』観賞は次週にします)……
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