2014/01/20

真冬の華──代々木〜国立競技場前

2014.1.12〜13【東京都】


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 代々木のイメージで最初に思い浮かぶのは、ほとんど利用しない上の高架脇踏切です。
以前の貨物線に埼京線が走り、車窓から眺められてうれしかったのか、付近はポイントが多くよく揺れる印象か、舞台となりそうな印象からか?
 紀伊国屋書店方面出口の線路をくぐる階段はとても急傾斜なので、以前は職員用施設? と思ったりしますが、スペースが無く苦肉の策かも知れません。




 代々木〜国立競技場前(千駄ヶ谷)間を歩くのは初めてで、国立能楽堂(上)の存在を知りませんでした。
とは言え、野村萬斎氏が絶賛されても足は運ばないことでしょう(スミマセン)。

 脱線しますが、先日TV放映された野村氏主演映画『のぼうの城』(監督:犬童一心)を目にし、以前は「画面の広さ」を表現するため現場に金を掛けたが、今ではCG合成(お粗末なごまかし)を「時代の流れ」とし、金をドブに捨てるような時代劇が作られるのかとあきれ、そんな作品にしか接することのできない若者は、不幸とすら感じました。
 黒澤明さんは特別にしても、市川崑さんはさまざまな工夫で驚かせてくれました……




 体育館前の広場に見覚えある巨大なキャラクターが鎮座します。「バボちゃん」の名で、フジテレビが中継するバレーボール大会のマスコット。

 付近の施設では、成人の日を含む連休に新春を飾る決勝戦が集中します。
 12日の「全日本バレーボール高等学校選手権」では、男子は星城(愛知)、女子は九州文化学園(長崎)が優勝。隣の国立競技場「全国大学ラグビーフットボール選手権」では帝京大学が5連覇。翌13日の「全国高校サッカー選手権」では富山第一が優勝。
 真冬の華とも言える熱き戦いには観客も力が入り、地響きのような歓声が響きます。




 1964年東京オリンピックの競技会場として建設されますが、2020年東京オリンピックに向けた新スタジアム建設のため取り壊されるので、正月からどの競技でも「現競技場で最後の決勝!」の宣伝文句が繰り返されます。
 ラグビーやサッカー観戦に訪れる際は、人波で見えない上のスロープですが(現在試合中)、こうして見ると郷愁を覚えたりします。
 それを「新競技場に足を運びなさい」と受け止め、是非ともオリンピックの際に実現したいと!


 メジャーなイベントなので警備員・スタッフは多いのですが、アルバイト学生の連中は体育会系ではなく、その取り巻きのようなオタク系が多いことに驚きます。
 あんな奴らで大丈夫か? と思うも、チラチラッと警備の制服姿が見え隠れしており、さすがノウハウの蓄積がある国立競技場と感心。
 アルバイトの人選は「話しかけやすさ」とすれば、その方針は正しいと思います(上はスケート場の建物)。






 港区「成人の日」の催しは、東京プリンスホテル(芝公園)と知り、散歩がてら華やかな雰囲気を感じようと向かうも、ホテルエントランスの群れに圧倒され、隣接の増上寺で待機……

 昨年末中学の同級生たちに会った際、子どもの成人・就職の話しに接し、父親の立場について「なるほど」と感じさせられました。
 この春「ジイジ」になるヤツに驚くも、親子で「早婚(イケイケ!)」の選択も楽しそうに思えましたし、年齢なりに「人生いろいろ」に接しますが、年初に明るい話題に触れられ感謝です。

 成人式は笑顔と会釈で写真を撮らせてくれる「ハレ」の日で、母親の「注目してくれるのは、今日と結婚式だけよ」を満喫するヒロインがアピールする場であり、親には「育て上げた」感慨に浸る大きな節目となります。
 自分は学生だったせいか、自覚が足りなかった印象が残ります……


追記──円安直撃の上に消費増税って、大丈夫なのかしらん?

 これまで円高時代が長く続いたことから、家では割安感のある輸入ウィスキーを飲んでいましたが、突然約7%値上げされました。考えないようにしていたことが現実に……
 円安の影響と思われる物価の上昇を実感する近ごろなので、これ加え消費税が上がったらどうなるのでしょう?
 生活必需品についての見直しが必要とされた時、さて何が削れるのだろうか……

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