2019/11/11

武蔵野のオアシス──善福寺公園

2019.11.2【東京都】──地下鉄 東西線を歩く_49

 善福寺公園は駅から遠く少し不便な立地ですが、武蔵野のオアシスのような空気感に引かれ足を運びたくなります。



 西荻窪駅は、にぎやかな荻窪駅と吉祥寺駅に挟まれるため、大規模店舗が参入しにくい地域らしく、商店街の裏にはすぐ住宅街が広がります。上は、そんな町に求められたような着物のリサイクル店。

 右の坂の上のけやき公園は、以前の畑が宅地とされる計画を知った住民たちが署名運動を起こし、大木を含む土地を区が買い取り整備した施設。
 すぐ奥の坂下にある善福寺川からは目立つ存在で、カメラ背後に「けやきの見える家」の看板を出す家があるように、多くの人が愛着を持つ地域のシンボルのようです。

 先日の台風・豪雨以来、しばらく善福寺川の水位が高かったそうで、湧水量は減っても生きている地下流路から水が流れ込んだためかと。神田川を含め流域の氾濫を防いだのは環七地下調節池 等のおかげと思われますが、川の高水位が続いたのは土壌の保水力によるものと。
 キャパは当然あるも、支流を含めた流域の保水能力は、ある程度の雨量なら持ちこたえられそうと感じます。
 地表を雨水が浸透しない構造物で覆ったため、地下の調節池が必要となったように、対処のためにお金をかけていては、いくらつぎ込んでも足りないのではないか……

 武蔵野三大湧水池とされる善福寺池(井の頭池、三宝寺池:石神井公園)ですが、現在上の池・下の池に分かれ、地下水をくみ上げ維持しているそうです。
 水辺のある公園は子どもたちがよろこびますし、年配の方にも水面を眺める日向ぼっこが人気の地は、駅から遠く訪問者は近所の方に限られるため、武蔵野の雰囲気をゆっくり楽しめます。
 下の池はアシなどの植物が多いが(右)、上の池(下)の水面は開けるなど環境が異なるため、野鳥の種類も違うように見えます。


 上は倒木の枝で休むサギ(と思う)の姿で、この右側の島には市杵島神社(いちきしまじんじゃ:江ノ島弁財天を祀った水の神)があり、社の周辺にたたずむ鳥たちは、神様の使いのように見えたりします。
 源頼朝が掘ったとされる遅野井(おそのい:水の出が遅いと弁財天に祈った)の守り神とされます。


 以前の訪問時に開催されていた、国際野外アート展『トロールの森』が明日から開催のため、準備作業が行われています。会場も、杉並区立桃井第四小学校、西荻窪〜善福寺周辺店舗・ギャラリー 等、町を巻き込む催しとして定着しています。
 自由なアート展というのは、期待せず気軽に見学でき、思いがけない発見があると得した気分になれるので、ブラブラしてみると結構楽しめたりします。
 トロールとは北欧に伝わるいたずら好きの妖精で、物がなくなると「トロールのいたずら」と言われるそう(ムーミンはムーミントロールの名を持つ)。


追記──天皇即位祝賀行事

 上皇后美智子さんが目指した「開かれた皇室」のおかげで、令和天皇の姿は浩宮時分からメディアへの露出機会が多いため国民にも浸透しており(当人はプレッシャーだったことと)、「彼なら大丈夫」と信頼する人が多いのではないかと。
 美智子さんの努力は見事に功を奏し、スムーズに継承は行われましたが、60歳から天皇というのは大変そうと……

 「天皇陛下万歳」からは、戦争や北朝鮮の体制を想起するので、なんとかならないだろうか……

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