2020/12/21

冬支度は春支度──東大島小松川公園

2020.11.28【東京都】

 公園は荒川の西側に位置し、旧中川をはさんで江東区(西側)と江戸川区(東側)にまたがります。歩ける距離ですが、荒川は風当たりが強いため電車(都営新宿線)で渡ります……



 紅葉する樹木でも、褐色になる「褐葉:かつよう」、黄色になる「黄葉:こうよう、おうよう」、赤色になる「紅葉:こうよう」の順で染まるように見えます(上は褐葉樹の名残?)。東京での印象かもしれませんが、タイミングの違いを理解していれば、多様な紅葉を楽しめそうです。


 上は、公園内に保存される旧小松川閘門(こうもん)(荒川・中川放水路と隅田川の水位を調整:昭和5年)の塔に茂るススキ。高台にある塔の上まで種子が飛んできたようで、右側にライバルが見えますが、ススキの生命力の方が強そうです。ここは雨水が排水されずに溜まるようで、湿地に似た環境かもしれません。


 枯れ色に染まる中に、緑の葉が元気そうな木があります。初冬の冷たい風や、短い日照でもはつらつとした鮮やかさに、生命力が感じられます。
 調べても不明なので、ご存知の方がいたら教えてください。


 上は、紅葉が終わったコキア(ほうき草)と思われ、くさぼうきにするため干されるようです。実は食用のとんぶり(秋田県)、茎はほうきに利用されるように、古くから栽培されてきました。
 同じ一年草のネモフィラと交互に植えられるようで、すでに春に向けてネモフィラが植えられています(国営ひたち海浜公園でも、コキアとネモフィラを植え替えるそう)。付近では菜の花が芽吹いており、本格的な冬を前に「春待ち気分」の準備は着々と進んでいます。
 冬支度と並行して春支度をする季節感を持っていれば、次の季節に思いを馳せることで、厳しい季節を乗り切れるのではないかと……


マスコミに求めること

 現在の世間に漂う緩んだ空気は、言動不一致の政府に起因することは理解していますし、そのしわ寄せにより、医療提供体制が逼迫している様子も伝わっています。自分の身を守るために「これ以上なにができるの?」という方が多い一方、そんなニュース等に関心を示さない人々も確実にいます。それを自主管理せよの態度に、責任放棄と感じる人は多いことと。
 リーダー不在の現状には、草の根から生まれるムーブメントが重要と思われ、医療の知識を持たない人でも貢献が可能な「医療体制の手助け」への、種まき役をマスコミにしてもらいたいと願うところです(軸が必要なのでSNSでは難しそうと)。
 具体的な提案は持っていませんが、「これならできそう」というポジティブな行動で示すことができれば、クールなムーブメントとして、無関心層にも響くのではないか?
 まずは感染しないこと、そして医療従事者に協力することは、無政府状態の現在でも可能ではないかと……

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