2021/01/04

年始の祈り──新左近川親水公園

2020.12.26【東京都】

 近所を歩くことは日常の過ごし方ではありますが、同じ場所ばかりを歩いていると、文章のネタがなくなってきます……



 地域の広報誌に、公園のスイセンが満開とあり、印象になかったので行ってみると、植えられるのは公園のほんの一角ですが、確かに花の盛りでした。真冬のスイセンに励まされ、これから咲く花たちに期待をつないで春を待つ、寒さ本番の季節が始まります。
 地域の話題はささやかなもので十分とはいえ、怖くて足を伸ばせない現状の「行動範囲が狭くなったジジイのような気分」は、いただけないと……


 公園の人出が少ないのは、クリスマス前から区の運営する施設が、感染拡大防止のため休止されるためらしい(上は前週の写真で、カヌーは年始まで利用停止中)。
 風が弱い日は日向ぼっこに絶好の場所で、気温は高くありませんが、日差したっぷりのポカポカ陽気なので、歩いていると防寒着を脱ぎたくなります。


 上のつばさ橋の先にある東京臨海病院が、感染患者受け入れ施設として取材を受けていました。江戸川区の施設(保健所等)がよく取材を受けるのは、現在都内で9番目に感染者が多い自治体としての、啓蒙に向けた方針ではないかと。
 母は、かかりつけ医に陽性判明者がいたと知りビビったらしいが、うちの近所も同様な状況ながら、単に実態を知らないだけかも…… だからといって行動の改めようがないので、これまで通りの対策を続けていくしかありません。


 「正月なんだから少しくらい」と考える人が多そうなこと、それを大目に見ようとする気分はわかるだけに、大きな穴となりそうな不安を覚えます(正月明けは大変な事態になりそう)。
 昨年は数多くの「こんな○○は初めて」を経験しましたが、「こんな正月は二度とごめん!」と、一年の計を心に期する方が一人でも増えて欲しいと願う新年です。

 上は、カヌーポロ(リンク先Youtube)という競技のゴールが水面に映る絵。上にとまるカモメを狙うも、コントラストが強すぎて写らなかった失敗作ですが、水面がキレイなので。
 右は少し前の写真。


自主性が感じられない国

 いまさらでも「先手」と言いたかったらしい、全世界からの新規入国禁止が年末になったことも、第3波とされる感染拡大の元凶の一つと思われます。それでも海外から侵入する穴は空いているので、その対策だけでは効果を見込めないのではないか。
 どうも政府の態度は、国内の意見は無視するも、海外の流れには逆らえないように受け止められます。それは「国民」ではなく「国が生きる道」を模索するように見えるため、国民としては「どうしたものか」と、途方に暮れてしまいます……


気持ちがひとつになれた紅白歌合戦

 昨年の活動に制限を受けた歌手・ミュージシャンたちは、みな露出の機会を求めており、この場で表現したい思いは同じ方向性のベクトルを持つため、出場者たちの気持ちが大きなうねりとして伝わってきました。
 感染予防対策でホールのステージにこだわれないため、これまでとは違う様々なパフォーマンスが展開され、オーケストラを別スタジオに準備した、Superfly「愛をこめて花束を」等にシビレました(玉置浩二「田園」のアレンジは楽しかった)。歌手も、楽団員も、存分に表現できたのではないか? そんな出演者たちの思いは、視聴者に伝わったことと。
 今までのように、時間にせかされる進行に流されることなく、パフォーマンスをじっくり楽しめたように感じます。

 二階堂ふみの司会ぶりは見事で、彼女の度胸とクレバーさを生かすには、役者よりこっちの方が向いてるのではないかと……

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