2017/11/06

子育て世代にアピールする──行船公園

2017.10.8【東京都】──江戸川区探訪_1

 遠出が続きましたが、しばらくぶりに現実の世界に戻ります。
 ここは近所にある公園で、自然動物園(1983年開園)、平成庭園(1989年開園)があり、隣接する宇喜田公園(グラウンド等)を含め、住民のいこいの場となっています。




 敷地は狭くても動物の種類と運動場スペースが確保されるので、動物園の要件を満たしているように。その分見学者が弁当を広げるスペースは狭いが、入園無料で出入り自由なので、公園や近くの飲食店が利用可能。
 ウサギやモルモットなどを膝に乗せられる動物ふれあいコーナーは大人気で、可愛がるつもりでも足がぶつかれば動物は逃げることを、経験から学んでいるように(右はミミナガヤギ)。
 上のクモザルの名は、木の枝に尾を巻きつけてクモのようにぶら下がる姿によるもので、両手足+尾の5肢(?)を持つようにも。


 上のプレーリードッグにとっては、キスやハグが挨拶の行為らしいが、われわれの感覚では「いつまでやってんだよ!」と、ツッコミたくなります。
 見た目の通りネズミの仲間ですが、天敵を知らせる警戒の声「キャンキャン」がイヌの鳴き声に似ているため、プレーリードッグ=草原のイヌ とされます。
 見晴らしが開ける草原では天敵の見張りは重要ですが、この環境では周囲を見渡す目ものんびりしています、




 施設の土地は1933年公園用地として寄付されますが(行船の名称は寄付主の屋号)、田んぼが広がった地に庭園が整備されるまで50年かかりました(1989年)。
 周辺の水害が軽減されたのは、1957年葛西海岸堤防建設、1972年葛西沖開発事業の埋め立て以降で、葛西橋(1963年開通)、東京メトロ東西線(1969年開通:西葛西駅開設は1979年)、都営地下鉄新宿線船堀駅(1983年開業:新宿線開通は大学時代の記憶がある)等の交通インフラ整備も、土地の整備事業を受け進められたようです。
(上写真だけ11月5日撮影)


 落ち着いた空気でひと息できますし、ガキどもが群れる水辺もあるので、住民には好評のようです。
 紹介ページの紅葉と雪景色は是非と思ったが、新しい町には紅葉の名所がないことを意識したようにも。
 上2枚は、池の畔に建てられた源心庵(句会や茶会などに利用される)で、有料ながら静かな時間が過ごせそう。

 隣接する都立宇喜田公園は、スポーツ広場や野球場、フラワープロムナード等がある広い施設。以前の土地利用は不明ですが、都が防災施設(避難場所)として確保したようで、一画には震災対策用応急給水施設があります。
 田町同様に比較的近場にあることは安心材料とはいえ、災害時の混乱の中でも計画通り水が分配され、確保できればいいのですが……
 右は、行船公園の釣り池。


追記──アメリカ大統領来日

 滞在期間中の都心部には迷惑顔があふれそうです。
 ニュース映像を目にし、日本でも結構人気があることにちょっと驚きました(株高の恩恵を受ける人々?)。
 アメリカファーストに突き進む人物のご機嫌を取り、取り入るように見えましたが、はて、わが国のジャパンファーストは、自立せずとも実現可能なのだろうか? そもそも、そんなものは存在しないのだろうか、とも……

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