2019/06/24

The Imperial Palace(皇居)

2019.6.8【東京都】──地下鉄 東西線を歩く_29

 城跡&庭園が見事に整備される皇居東御苑(入苑無料)は、年々外国人観光客が増える様子を実感できる場所でもあります。



 われわれが海外旅行先でPalace(宮殿)に立ち寄るように、東京を訪れる多くの外国人観光客が足を運ぶため、皇居東御苑、皇居前広場とも日本人の割合が減ったように感じたりします(混雑する京都では日本人観光客が減ったそう)。
 上の富士見多聞(石垣上の長屋防御施設で、奥は皇居内の乾通り)では、わたし以外は全員外国人観光客だったように。関心を持ってくれる方への説明はパネルだけでなく、数カ国語が流れる音声ガイド等で日本の歴史・文化を伝えるべきかと。

 右は一節おきに緑色の模様が入る金明孟宗竹(キンメイモウソウ)。

 われわれが海外の石を用いた建造物(ヨーロッパのシャトー 等)に驚くように、外国人観光客も石垣に関心を示してくれるのだろうか。石貨(石のお金?)は、作って運ぶ労力に相当する価値が認められたように、巨石を積み上げた石垣に驚いてくれたなら、見飽きた(?)姿にも自信が持てそうと(江戸城の石垣は迫力があります)。
 城跡でよく見かけるレプリカの天守があれば、北の丸公園方面の見晴らしが良くなりそうですが、御所方面を見下ろすため作らないように(現状で十分です)。もしあったとしても、高層化した大手町のビル群から見下ろされますから、将軍気分は味わえません。
 右は天守台の石垣。

 アジア系と思しきおばさんが右の花の中で、昭和のアイドルのように膝を横に折って座りポーズを取る姿を脇から撮りましたが、あとで見たらこちらが恥ずかしくなりボツに。でも、開放的な気分になれた観光客には印象が良かったのだろうと。

 子供は前触れもなく急に動き出すので、狙うのではなく構えた瞬間に撮らないとシャッターチャンスを逃してしまいます。一瞬早ければもっと可愛い写真になったはず、という言い訳を繰り返しています……
 シロツメクサには強い草の印象があるように、土壌浸食防止や緑化資材とされるそう。

 日本庭園の趣は海外にはないでしょうし、屏風絵等に描かれる花菖蒲海外のアイリスの仲間)が見頃なので、気分も上がっているように。品種改良が盛んな様子を披露するため84品種が植えられますが、彼女たちは違いに気づいたか? わたしは遠いので大きな違いしか分からなかったことに……
 菖蒲にはアヤメ科の花菖蒲(右)と、サトイモ科の菖蒲湯・菖蒲葺(あやめふき)に利用されるものがあるそう。

 下の東京駅から皇居に続く日本のメインストリートは、キレイに整備され胸を張れる姿となりました。海外の新任大使を乗せここを走る馬車列を一度見てみたいと調べていて、馬車列の運行予定が公表されることを知りました。


 近頃、外国人観光客がどこを歩いていても違和感を覚えなくなったのは、こちら側の感覚が慣らされたためで、ゾロゾロ押しかける「外圧」の迫力に、島国人も徐々に心を開かされているようにも。
 昭和期に盛んだった団体旅行の経験しかない世代の、拒絶せずとも気後れする人々は、町を歩きづらくなったのではないかと(わたしは通じないとジェスチャーになります)。
 ですが今後は、令和天皇・皇后が通訳なしで海外要人と会話する姿を目にする機会が増えそうなので、コミュニケーション能力を身につけようとする気運が高まりそうと……


追記──東京2020大会オリンピック観戦チケット落選

 残念ながらご希望のチケットをご用意することが出来ませんでした。次の機会にお申込みください

 海外販売分を含めおよそ780万枚が売り出されるらしいが、「TOKYO 2020 ID 登録者数が750万人突破」の連中が、複数枚申し込んだとすれば倍率はグンと高まります。まだチャンスはあると思うので、機を逸しないように……
 右は、当選発表翌日でも約15万人が順番待ち状態の画面表示。

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