2020/04/06

3密回避では楽しめない花見

2020.3.28【東京都】

 不要不急の外出自粛が呼びかけられた週末(3月最終週)は、桜の満開が期待できるタイミングでしたが、あいにくの空模様となりました(翌日の日曜は雪)。

 3密(密閉空間、密集場所、密接場面)を避けるため、 徒歩移動、開けた水辺、店舗等のない近所を歩きましたが、日差しがないためパッとしません。
 今年の開花は早かったが、開花後の気候が安定しなかったせいか(毎年同じと思うが)、満開と思える状況ながらも「手のひらを太陽に!」のような、力強い生命感が感じられません(都心とは違いもう少し先かも)。

 右は少し前に撮ったしだれ桜(満開までもう少し)。
 ※今回の写真はスマホで撮影しました。

 右の新川は、家康が千葉県 行徳の塩田に通じる、塩の運搬船路として計画されたもので、道三堀小名木川と同時に開削されます(天正18年:1590年)。「塩の道」とされた水路沿いには店舗が立ち並び、賑わった当時の面影が行徳付近で感じられます。
 桜の季節には、お花見和船が運行される新川千本桜まつりが開催されますが、今年は中止のため、人通りは普段(花のない季節)と変わらないように。例年なら満開直前の暖かい日なので、空模様に関わらず和やかな空気に包まれるのですが……


 この週末も外出自粛要請により、繁華街の人出が減り成果は見られましたが、週明けも感染者は増え続けます。3密の巣窟「夜の濃厚接触」への自粛要請も、報告を受けてからの対応なので、これまで同様に後手となりました。
 4月3日に、人と人との接触を8割削減した場合は感染が収束に向かうとするシミュレーションの結果を知りました(残念ながらリンク先にそのグラフは不掲載)。そのような「感染者抑制モデル」を知りたかったし、実現に向けた対策を講じる必要があると。もちろん検証は必要ですが、諸外国の状況と同様に時間はありません……


 例年「花見は人見」と感じるように、花見客の和やかさも花見を盛り上げてくれますが、客が不在では花も「咲かせる甲斐がない(?)」と寂しそうに見えます。
 花がいくらキレイでも、それを愛でる人が不在では「花見」になりませんし、東日本大震災の年と同様に、楽しめない年であることは確かです……


追記──志村ショックのインパクトの大きさ

 一報のショックも大きかったが、人気著名人ゆえ周辺の様々な情報が流され、急速に悪化し10日程度で死に至った経過から、軽症者が多いとする認識が覆り、恐怖感が広まりました。
 近頃は通勤電車の混雑度も減少してきましたが、感染判明者100人越えが続く東京で働らく人々がビビるのは当然で、かなりストレスを感じる人が多いのではないかと(労働のモチベーションを保てる状況ではない)。
 「命を守るために」平日こそ外出を自粛(通勤電車の3密回避)すべきと……

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