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亀戸駅周辺(Map)
右は亀戸駅前の噴水で、地域の人々が羽ばたく夢をカメに託します。左奥の文化センターは「カメリア」とされるなど、困ったときは「亀だのみ」という土地柄のようです。
この「HANEKAME」像製作の際、「ガメラ」に向かわなかったのは賢明ですし、ペガサスのようなビジュアルにならないことを踏まえて取り組んだのですから、その姿勢に敬意を抱きます。
その心は、以前亀戸天神裏に広がった遊郭や赤線イメージの一掃ではなく、現在も根城が多数ある暴力団追放アピールのようで、非合法組織の追放には市民運動が欠かせない、とのメッセージに受け止められます……
同広場には「荒川の水位表示」があり、下側「銀の亀」の位置が荒川の水位で、この時点の水面は駅前ロータリーの高さになります。
ネガティブにではなく、数あるリスクのひとつとして、緊急時の準備と心構えが大切と思います。
耳にした記憶がある亀戸餃子の行列や、右の昼間から満席のホルモン青木など、裏路地に充満する庶民の活気に感じるのは、ポジティブさばかりです……
亀戸水神、亀戸天神(Map)
亀戸と言えば「亀戸天神:1661年」(右)ですが、推定ながら室町時代に祭られた「水神様:1500年代」(上)の方が古く、東武亀戸線には亀戸水神駅もあります。
地域文化の形成順序としても、豊漁・海の安全祈願の方が学問成就より先なのは当然です。
萩寺とされる龍眼寺で、咲き始めの萩を眺めるうちに蚊に刺されましたが、2週間経過後もデング熱の症状はないので、ウイルスキャリアではなかったようです。
69年ぶりの対応で戸惑いも分かるが(初動が悪かった)、予測不能な拡散に「都心の全公園を封鎖せよ!」となりかねず、われらTokyo Walkerたちはビクビクです……
亀戸天神脇を流れ、小名木川クローバー橋に通じる「横十間川:よこじっけんがわ」に、吹奏楽による『恋するフォーチュンクッキー』などが響いてきます(上)。
写真の「亀島」は旧地名で、むかし亀の形をした島だったことによるらしい。
では亀有は? 亀の甲羅のような地が「亀無」とされ、縁起が悪いので「有」に変更されたと。
どちらも川っぷちの湿地なので、縁起のいい「亀に願いを」込めたようです。
北十間川(Map)
祭り会場のすぐ裏が、スカイツリー脇へと続く北十間川で、歩道橋でカメラを構える人垣に誘われますが、有名になったアングルとは違います。
彼らには別のテーマがあったのか? その後人影はサッと消えました。
ご存知の「逆さツリー」は十間橋からの絵のようです。
風の弱い日でも水面が波立つ風の通り道らしく、チャンスを待つも粘れませんでした。
江戸時代に作られた直線的な水路と、ツリーがマッチするロケーションには、「曲がったことが嫌い」な江戸っ子気質が現代も息づいている? ようにも。
距離が近いため、実景と水面に映る2本分はレンズの広角側でも入り切らなかった……
水路の北側を走る東武亀戸線のおかげで、その北東側に位置する京島地区は空襲の戦火を免れたそうです。
線路手前の押上地区は焼失しますが区画は整理されないままで、現在も迷路のような路地が広がります。
付近では高層建築物が規制されるためか、地域では建て替え済みの新築家屋は多いが、家屋単位で建て替えや土地取引が行われているように見えます。
右は、地上げ待ちのような廃墟の工場ですが、スカイツリーが開業しても地価は上がらないのでは……
追記──ゲリラ豪雨予測に期待「高解像度降水ナウキャスト」
この夏は毎日どこかが豪雨に見舞われ(プラス台風)、連日の水害映像に気持ちが疲弊気味です。
そんな時に「使える」と思ったのが、8月7日に提供開始された気象庁の高解像度降水ナウキャストで、ドップラーレーダー等、様々な観測データから250mメッシュで降水の短時間予報を提供してくるサービスです。
9月11日の東京は朝と昼すぎに豪雨があり、朝は西→東に雨雲が移動する予測(普段はバスだが電車通勤を選択)が、昼すぎは北→南への移動予測を示し(昼食時に傘持参が大正解)、「気象状況が変わった?」印象を受けました。
夜の気象情報で、朝と昼の状況変化の予測が的中したことを確認し、シビレました!
レーダー機器の更新と、3次元の対流予測(気象現象を予測するには必須)で実現した新システムには、ちょっと惚れちゃいました……(スマホでも利用可能です)
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