2015/05/11

G.W.はまったりと……──葛西臨海公園

2015.5.2【東京都】



葛西臨海公園

 G.W.の空気感に触れようと、葛西臨海公園に足を運びました。
 ここは、東京都が東京湾の汚染や埋め立てで破壊された自然環境を再生しようと整備した都立公園で、荒川の対岸は新木場、旧江戸川の対岸は東京ディズニーランドに接します。
 海辺の公園なので「空が広い!」開放感がありますし、広さも小金井公園と同規模ですから、安・近・短組には絶好の施設です(陽気もいい日でした)。



 JR京葉線車窓から目にした、荒川沿いに並ぶソーラーパネル群まで足をのばします。
 葛西水再生センター(下水処理場)の施設で、電気はセンター内で使用されるそう。
 年間発電量は一般家庭の約160世帯分とあるので、面積からざっくりの概算で、1世帯分の電力を発電するには家の4倍程度の面積が必要らしい(大きく外れてなければ…)。
 でも効率を求め続ければ、必ず近い将来「自給自足の夢」に手が届くことでしょう。

 沖合に造成された砂浜の葛西海浜公園は「スポーツカイト」のメッカとされ、右は2機ペアが3セット飛ぶので、3人チームの練習か?
 この6機が輪になったり陣形を整えたりする、シンクロナイズドスイミング的な演技を競う競技のようで、パッと輪になる瞬間は見事な姿と感心します。
 奥は東京ゲートブリッジですが、橋+カイト+飛行機(羽田空港への着陸ルート)を狙いたいも粘りがなかった……


 広い緑の上を子どもがはしゃぎ回る、近場の理想的な公園ですが、子育てに必要なのは公園だけではありません。
 「こどもの日」前日の発表では、15歳未満の子どもの数は34年連続の減少で過去最低となり、前年比で子どもが増えたのは唯一東京都だけとのこと。
 子どもの割合が高い沖縄県17.5%の理由は、子育て世代の女性の割合が高いため、低い秋田県10.8%は、65歳以上人口の割合が高いためとされるが、東京都は下から2番目の11.3%ですから、じきに同じレッテルを貼られます。
 これまで地方の問題との認識でしたが、首都に迫る危機に目を向けるべきと思わされました……


 上は大量死があった葛西臨海水族園マグロ回遊水槽で、1匹だけの「Lonesome」では寂しそうですが、実はサバイバルを生き残った「King」だったりして?
 この光景には「モラトリアム:停滞」の印象を受けますが、「マグロは止まったら死ぬ」と聞くことからも「応援せねば!」です。
 現在も原因を特定できないらしいも、展示再開に向けた環境回復の取り組みが始まりました(初期段階は小さなサメが同居)。
 死んでしまったマグロたちのためにも、将来のマグロ完全養殖への大きな夢に向け、今回の事例を生かした研究がなされることを!


 せめてG.W.には「海に接したい」が東京湾という情けなさには、「島もごぶさた〜」と、寝た子が目をこすり目を覚ましそうです。
 今後の旅行計画に島が含まれないこともあり、ここらで憂さ晴らしにと沖縄 宮古島の伊良部大橋がチラついてきます……
 上は室内から撮影のため、ガラスに背後の絵が映り込んでいます。


 今回の写真には自分なりの「連休の空気」があるので、正しい連休の過ごし方だったようですが、暦どおりの休みでは遠出する気になれないのは仕方ないところです……

 上は、野鳥等の自然観察ができる「鳥類園ゾーン」。


2015.5.5

銀ブラ


 先日「佐伯祐三アトリエ記念館」を調べた際、ブリヂストン美術館が建て替えで長期閉鎖と知り足を運ぶと、建物前の歩道に続く長蛇の列に声を上げてしまった……
 こころ折れ、上写真だけ撮り退散しました(背景画 パブロ・ピカソ『女の顔』)。
 企画展でなくても、本美術館の収蔵作品には素晴らしい作品が多いので、その「ベスト・オブ・ザ・ベスト」はスゴそうとわたしが思うくらいですから、思い入れを抱くファンが多いのも当然です(前日の天皇夫妻訪問が火をつけたか?)。
 もっと早く行くべきでした。リニューアル時には是非!

 戦意喪失し、京橋付近から久しぶりの銀ブラです(右はお上りさんのような絵でも、ここがベストアングル)。
 近頃の六本木以上に銀座の外国人観光客の多さに驚くも(彼らに連休は関係ないが)、銀座はオススメできる町なので「Welcom!」です。
 「itoya:文具・画材関連」が見当たらないと思ったらリニューアル中だったり、以前、職場の先輩に教わった金春(こんぱる)通り裏の飲み屋の看板は変わっていたり。
 やはり、たまには歩かないといけませんね……(2枚はiPhoneながら上出来です)


追記──イギリス王妃命名

 王室の新しい命の誕生は明るい話題として受け止められますが、王妃の名前を賭けの対象とする国民性には驚きます。祝い事に参加したい気分を許容する王室の姿勢が、賭け事文化を根付かせたのかも知れません。
 分かりやすいネーミング「シャーロット(父チャールズの女性名)・エリザベス(祖母女王の名)・ダイアナ(母の名)」に、胸を張れるのが「王道」なのかも知れません……

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