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東京スカイツリー攻略作戦は平日の午前中と考えていたので、遅めの夏休みがプラスひと月遅れとなった休みに挑みました。
《4Fチケットカウンター》
まずは、訪問日の状況を説明をします。
10月15日(水)午前10:00頃 曇り(前日は台風一過の快晴も強風で営業休止)。
4Fチケットカウンター(天望デッキ入場券:2,060円)待ち時間:10分程度。
天望デッキフロア350 チケットカウンター(天望回廊入場券:1,030円)待ち時間:0分。
肩すかしのように、すんなりと最高地点に到着しました。
──ルートは、4Fから天望デッキ(350m)までのぼり、そこから天望回廊(450m)へのエレベーターに乗り換える、東京タワーと同じ要領。ちなみに東京タワーの料金は、大展望台(150m):900円、特別展望台(250m):700円。計算すると、高度単価を大体合わせているようです。
普段の平日、午前中、曇天が出足を鈍らせるようです(帰りにはまま人がいた)。夏休み期間は満杯でムンムンしていた4Fの行列スペース(上)に並ぶ人はいません……
《天望回廊(最上階)へのエレベーター》
エレベーターの奥には、天井がシースルーの部分があるので、乗る際は先頭に並ぶべし!
スピード感は無いが、見上げる姿勢でタイムトンネルを通り抜けるような光景はアトラクション的で、受けはいい様子。
わたしは往復とも上ばかり撮っていて、扉のシースルーを見てないので、是非とも両方チェックして下さい。
エレベーターからブルース・ウィリスを想起しますが、ここ結構高いけど下から撮れるし、チャレンジしちゃう?
《天望回廊(450m)》
「ツリー観光攻略サイト?」に従い、一気に頂上までのぼります。
上写真の第一印象は「こんなに空いてるの?」かも知れませんが、景色を目にした第一声は「次元が違う。これが21世紀の高さか!」と息をのみ、口は開きっぱなしに……
SF映画の舞台のようで、ダース・ベイダーが現れそうにも。
都心を外れた住宅地で周囲に高層ビルはないため、摩天楼を見下ろすような景色ではないが、都心方面を見渡せるいい視点を持つ立地と感じます(その背後には富士山が見えるはずなのだが……)。
足元は、これまでツリーを見上げて歩いた細い路地まで確認できる「Google Mapの航空写真」のよう。
回廊はヘビが巻き付くような構造で景色が途切れず、「行ったり来たりの繰り返し〜♪」と、前に進めず景色に集中するためか、高所の恐怖感はありません(家々は往年のボードゲーム「バンカース」 の家作駒のようです)。
右は隅田川(一番手前が清洲橋)と月島方面。
天望回廊を一周すると、エレベーターを降りた付近にあった記念撮影の立ち位置を見下ろす、カメラ位置に至ります(右の回廊に立つ姿と景色を撮る趣向)。
はしゃいで歩いたチューブ状の通路は宙に浮く構造と知り、ちょっとめまいが。
これを先に見ていたら、手すりがあっても腰が引けてたかも……
トム・クルーズやジャッキー・チェンなら平気で飛び降りそうですが……(今年の東京国際映画祭に来た?)
《天望デッキ(350m)》
ここでも東京タワーのてっぺん(333m)より高いのに、「上とは景色が違う!」と高度順応(?)したかのように、少し強気にふるまえたりします。
このフロアの混雑状況(まま人が多い程度の印象)から、ここで満足して帰る方が圧倒的に多そうに見えます。
せっかく来たのなら、プラス100mでガラッと印象が変わるので、是非とも最上階の「21世紀の高さ」を実感すべきです!
耳にしたツアーガイドさんの「時間に余裕があるので上まで行けそうですよ!」にも、勧めたい心情が感じられました。
わたしは真っ先に最上階へと向かい、衝撃を受け飛び出した目を高度を下げながら戻しましたが、徐々に高度を上げていく登山のようなアプローチの方が、味わいがあるのかも知れません。
ここも未経験の高さなのに降りてきた者には、「高さに温かみがある」ように感じられました(トップでは興奮していたことを思い知ります)。
上は、エスカレーターの上部空間を上の階から、できるだけツリー足元に近い場所との高度差を狙いましたが、ピントは背景でしたね……(撮れなかったが、この前にいたアベックがいい感じだった、と言い訳)
「高さに慣れたみたい」の、思い上がりはここで崩れ落ちます。
東京タワーにもあるガラス床(上)の上には、どうしても立てません。
ガラス床外側の縁に立ちのぞき込むも、根元まで入ってないし、右の縁が映っても「トリミングすればいい」と見ないふり……
早く立ち去りたいにしても、これじゃトリミングのしようがない!
その時は無理やりOKとして逃げ出した「ダメ写真」から、腰の引けた様子が伝わるのではと、あえて載せました。その姿を脇で見てたらきっと笑っちゃいますよ。
これは無理、ムリ、むり〜! 縮み上がるとはこのことです……
曇天で眺望は無くてもこれだけ楽しめたのですから、外見通り「けたちがい」の存在でした。
でもやはり、ここから晴天の富士山を望みたい願望はあるので、〝I'll be back !〟です。
それにしても、メタリックの絵だらけ……
ガキ時分に受けた「東京タワー経験」の強烈な記憶が、今回の行動を後押ししたように思いますし、その時以来となる「初体験の高揚感」を味わうことができました。
また現代に「今度は子が親を新名所に案内する」という世代交代の姿が見られるのは、都市の発展を支える「平和国家」が続いてきたおかげです……家族の事情(父は落ち着くも低めで安定の様子)があるため、一人だけ旅行に行ったらひんしゅくを買うと今年は自粛し、遅い遅い夏休みはこれでおしまいです。